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J-GLOBAL ID：201502217449163787   整理番号：15A0810151

基質捕捉型触媒を用いる位置選択的クロスカップリング

著者 (2件)： 山口深雪 (静岡県大 薬) ,  眞鍋敬 (静岡県大 薬)
資料名： 科学と工業  (Science and Industry)
巻： 89  号： 7  ページ： 189-195  発行年： 2015年07月20日 
JST資料番号： F0106A  ISSN： 0368-5918  CODEN： KKGOAG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 位置選択的クロスカップリングは,複数の反応点を持つ化合物における反応点の制御を可能とすることから最近注目を集めている。筆者らは基質捕捉能を有するヒドロキシ基含有ターフェニルホスフィン配位子(HTPおよびDHTP)を開発し,同配位子とパラジウムから成る触媒を用いると,ジハロフェノールやジハロアニリンのオルト位で選択的に熊田-玉尾-Corriuカップリングや薗頭カップリングが進行することを見出した。また,これらの反応を活用することにより多置換化合物のワンポット合成が実現した。本稿ではこれらの基質捕捉型触媒を用いる位置選択的クロスカップリングについて紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *選択性 ,  *交差カップリング反応 ,  *パラジウム触媒 ,  パラジウム錯体 ,  ホスフィン錯体 ,  Sonogashira反応 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族縮合化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  ワンポット合成
準シソーラス用語： Kumada-Tamao-Corriuカップリング ,  インドール類 ,  ベンゾフラン類 ,  *位置選択性

分類 (2件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  貴金属触媒  (CB06122I)

引用文献 (17件)：

• S. Schröter, C. Stock, T. Bach, Tetrahedron, 61, 2245 (2005).
• I. J. S. Fairlamb, Chem. Soc. Rev., 36, 103 (2007).
• J.-R. Wang, K. Manabe, Synthesis, 1405 (2009).
• K. Manabe, M. Yamaguchi, Catalysts, 4, 307 (2014).
• S. Ishikawa, K. Manabe, Chem. Lett., 36, 1302 (2007).

タイトルに関連する用語 (5件)： 基質 ,  捕捉 ,  触媒 ,  位置選択 ,  クロスカップリング