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J-GLOBAL ID:201502217475610023   整理番号:15A0860290

小売り施設における牛肉カーカスおよび生牛肉におけるSalmonella属菌およびEscherichia coliの定量的分布

Quantitative distribution of Salmonella spp. and Escherichia coli on beef carcasses and raw beef at retail establishments
著者 (11件):
資料名:
巻: 210  ページ: 149-155  発行年: 2015年10月01日 
JST資料番号: A0434C  ISSN: 0168-1605  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Salmonella属菌は,通常,健康な肥育牛の消化管に生息し,皮の除去および内臓摘出処理中に牛のカーカス表面に感染する食物媒介性病原体である。ビーフチェーンの種々の段階においてSalmonella有病率に関する多数の調査が行われてきたが,生肉生産におけるSalmonellaに関する定量的解析は,殆ど行われていない。しかし,病原細菌にとって定量データは,定量的リスク評価のために重要である。そこで,メキシコのハリスコ州において,屠殺場で収集した牛カーカス試料および小売り肉屋で収集したぶつ切り肉および挽肉試料に関して,Salmonellaおよび Escherichia coliの生菌数を計測した。Salmonellaは,最確数法で,E.coliは,ペトリフィルムプレートを用いて計測した。その結果,Salmonellaを牛肉カーカス試料の18%,ぶつ切り肉試料の39%および挽肉試料の71%から分離した。Salmonellaの平均生菌数は,カーカス試料で1.3±0.9LogMPN/300cm2,ぶつ切り肉で1.9±0.9 LogMPN/25gおよび挽肉試料で2.3±1.1LogMPN/25gであった。Salmonellaの26血清型および11血清グループを再生菌株から同定し,特に,Salmonella typhimurium(14%)S.sinstorf(12%)およびSalmonellaグループE1単相(10%)が高頻度で出現した。生牛肉から検出したSalmonella有病率は,他の諸国の報告に比較して高かった。今回のデータより,食肉処理が小売店でも行われた場合にSalmonella有病率がより高まる傾向が明らかになった。したがって,生肉が屠殺や小売処理中に複数の汚染源に曝されていることが示唆され,これらの施設のための衛生基準作業手順の実施の必要性が強調された。最後に,今回の定量的データは,人間のサルモネラ症の危険性に関連する今後のリスク評価のために有効であることが明らかになった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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食品の汚染  ,  生肉の品質と処理  ,  微生物検査法  ,  遺伝子の複製 

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