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J-GLOBAL ID:201502217481281899   整理番号:15A1013405

抗菌活性用のカシューナッツ殻液(CNSL)系高分子の開発

Development of a cashew nut shell liquid (CNSL)-based polymer for antibacterial activity
著者 (6件):
資料名:
巻: 132  号: 45  ページ: ROMBUNNO.42725  発行年: 2015年12月05日 
JST資料番号: C0467A  ISSN: 0021-8995  CODEN: JAPNAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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抗菌物質として使用するために,再生可能資源としてのカシューナッツ殻液(CNSL)由来の生体高分子を検討した。CNSLは,主成分としてカルダノール,微量成分としてカルドールや2-メチルカルドールからなる芳香族化合物の混合物である。CNSL組成分析から,CNSL中の微量成分(すなわち,カルドール及び2-メチルカルドール)は,カルダノールより多量の不飽和構造を有することを示した。これらの高い不飽和含有量により,エポキシCNSLプレポリマー(ECNP)の製造における熱重合を促進した。有機溶媒なしでアミン化合物とECNPの反応によって,生体高分子膜を作製した。エポキシとアミン基との架橋反応により,室温で硬化乾燥状態に到達するのに,ECNP膜は,2.0h未満の時間であった。大腸菌および黄色ブドウ球菌に対するバイオ系高分子の抗菌活性を評価した。エポキシCNSLとECNP単独は,大腸菌又は黄色ブドウ球菌に対して有意な抗菌活性を示さなかったが,CNSLは,黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性を示した。これは,抗菌活性は,CNSLのフェノール及びカテコールの水酸基に基づくものであることを示唆した。また,CNSLとジアミンから誘導される生体高分子膜は,さらに,アルコールコンディショニングでも,大腸菌および黄色ブドウ球菌の両方に対する抗菌活性を示した。これにより,抗菌活性は医療施設での標準的な消毒処理後ECNP系ポリマーの構造に確実に固定されることを示唆した。したがって,この生体高分子は,医療用途のための被覆や樹脂などの抗菌材料に有用となることができる。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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共重合  ,  抗細菌薬の基礎研究  ,  生体物質一般 
物質索引 (5件):
物質索引
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