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J-GLOBAL ID:201502217491306903   整理番号:15A0977494

Ficus drupacea L.の樹皮抽出物および生物活性分離化合物の抗真菌,抗細菌および抗腫瘍作用

Antifungal, antibacterial and anticancer activities of Ficus drupacea L. stem bark extract and biologically active isolated compounds
著者 (5件):
資料名:
巻: 74  ページ: 752-758  発行年: 2015年11月15日 
JST資料番号: W0732A  ISSN: 0926-6690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Ficus drupaceaは民族薬理学的用途を有し,広く普及している植物種である。本植物の抗酸化物質とフェノール類の含有量に関する文献は多いが,まだ様々な面の生物活性が明らかにされていない。そこで,本研究では本植物の樹皮粗抽出物と分離化合物の抗微生物(真菌類と細菌類)および抗増殖作用を調べた。その結果,樹皮抽出物から7種の生化学化合物(β-アミリン(1),β-シトステロール-3-O-β-D-グルコピラノシド(2),5-O-メチルラチホリン(3),オレアノール酸(4),エピフリーデリノール(5),フリーデリン(6)および酢酸エピルペオール(7)を分離して同定した。このうちの化合物(3)と(7)は供試微生物に対して最も高い抗真菌および抗細菌活性を示した。また,Aspergillus versicolorとA.ochraceusが分離化合物に対して最も感受性が高く,Candida albicansは最も抵抗性が高い菌であった。さらに,化合物4,5および6はStaphylococcus aureusとEscherichia coli以外の菌に対して抗細菌活性の大きな差異を示さなかった。分離化合物に対して最も感受性の高い細菌はBacillus cereusであり,最も抵抗性の高い細菌はEnterobacter cloacaeであった。しかし,化合物4,6および7はほとんどの癌細胞に対して最も優れた抗増殖作用を示した。本研究により,Ficus drupaceaの樹皮が様々なヒトや農産食品の病原に対する抗微生物作用とヒト癌細胞(HeLa,MCF-7,Jurkat,HT-29およびT24細胞)に対する抗癌作用を有する幾つかの化合物を含有することが明らかとなった。これらの研究結果は,化学療法効果を有する新規天然製剤に関する研究の手掛かりとなると考えた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (6件):
分類
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薬用植物  ,  生薬の薬理の基礎研究  ,  病原体作用薬一般  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  植物の生化学  ,  木材化学 
物質索引 (6件):
物質索引
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