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J-GLOBAL ID:201502217505083422   整理番号:15A1089578

フェムト秒過渡吸収分光法による1,2-ジヒドロキシアントラキノンの励起状態分子内プロトン移動

Excited state intramolecular proton transfer of 1,2-dihydroxyanthraquinone by femtosecond transient absorption spectroscopy
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資料名:
巻: 15  号: 11  ページ: 1492-1499  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: W1579A  ISSN: 1567-1739  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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1,2-ジヒドロキシアントラキノン(アリザリン)は,励起状態で”局所的に励起された(LE)”と”プロトン移動した(PT)”互変異性体からの大きなStokesシフトを有する二重発光バンドを示す。アリザリンの励起状態分子内プロトン移動(ESIPT)反応は,濃度を変えること,溶媒分極,励起波長,およびその他により調整可能である。励起状態でのアリザリンのESIPT反応を定常状態吸収/発光分光法およびフェムト秒過渡吸収分光法によって研究した。エタノール溶液では,LEおよびPT互変異性体に対して,それぞれ0.35および8.3ps振動冷却運動状態に加え,アリザリンPT互変異性体の寿命を87psと測定した。エタノールと水の二元混合系では,励起状態の動力学はより複雑なものとなった。LRおよびPT互変異性体は,8.9と30.8psの寿命で崩壊する。その寿命はエタノール中のPT互変異性体の寿命に比べて短い。その上アリザリンの励起状態の長寿命の非放射状態が発見された。その状態は,強固に水素結合した水分子によって”捕獲された”状態として提案されている。アリザリンのESIPT反応は,水分子とアリザリンの間の強い水素結合によって,エタノールと水の1:1混合により阻止された。その反応は,さらにエタノールと水の1:1二元混合で,TiO2ナノ粒子へのアリザリンの効率的な結合によって確認できた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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有機化合物の可視・紫外スペクトル  ,  アントラセン 
タイトルに関連する用語 (3件):
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