文献

J-GLOBAL ID：201502217511729822   整理番号：15A1349379

コバルトとバナジウム共ドープTiO₂薄膜の光触媒性能に対する原子価間の電荷移動の影響

Effect of intervalence charge transfer on photocatalytic performance of cobalt- and vanadium-codoped TiO₂ thin films

著者 (3件)： CHEN Wen-Fan (School of Materials Sci. and Engineering, UNSW Australia, Sydney, NSW 2052, AUS) ,  KOSHY Pramod (School of Materials Sci. and Engineering, UNSW Australia, Sydney, NSW 2052, AUS) ,  SORRELL Charles Christopher (School of Materials Sci. and Engineering, UNSW Australia, Sydney, NSW 2052, AUS)
資料名： International Journal of Hydrogen Energy  (International Journal of Hydrogen Energy)
巻： 40  号： 46  ページ： 16215-16229  発行年： 2015年12月14日 
JST資料番号： B0192B  ISSN： 0360-3199  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： CoとVの共ドープTiO₂薄膜をゾル-ゲル法で調製して,ガラス基板にスピンコートし,450°C×2hで焼鈍した。データはアナターゼ膜中の置換型固溶体生成を示唆する。最高のドーパントレベルでの巨視的粗化は過剰飽和や沈澱,結晶粒界ピン止めの結果であった。メチレンブルーの分解は粒径と直接関連しており,これは部分的非晶質化と共に表面積と活性サイトの数の付随した変化の結果と考えられた。X線光電子分光データはTi⁴⁺とCo²⁺,多分Co³⁺とV³⁺とV⁴⁺の存在を明らかにしたが,3つの明確に検出されたドーパント原子価はアニール条件下で熱力学的に非平衡原子価として存在していた。この研究は,これらの非平衡化学種の存在を説明するために,原子価間の電荷移動の概念を紹介する。また,原子価間の電荷移動に関連する結晶場の安定化と欠陥平衡の可能な役割を簡潔に考える。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *光触媒 ,  セラミック膜 ,  *酸化チタン ,  アナターゼ ,  ドーパント ,  コバルト ,  バナジウム ,  共処理 ,  スピンコーティング ,  ゾル-ゲル法 ,  置換型固溶体 ,  触媒活性 ,  光分解 ,  カチオン ,  電子移動

分類 (2件)： 光化学一般  (CB08010U) ,  半導体薄膜  (BK14040E)

タイトルに関連する用語 (8件)： コバルト ,  バナジウム ,  ドープ ,  TiO2 ,  薄膜 ,  光触媒 ,  原子価 ,  電荷移動