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J-GLOBAL ID:201502217541115063   整理番号:15A0903404

PAD患者における心血管イベントの二次予防効果は,他の動脈硬化疾患とは異なるか?

Do the Effects of Secondary Prevention of Cardiovascular Events in PAD Patients Differ from Other Atherosclerotic Disease?
著者 (2件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 14477-14489 (WEB ONLY)  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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動脈硬化は,一般化された疾患と考えられる。同様または同じ病因機構およびリスク因子が,各種の動脈硬化疾患に関わり,動脈系の異なる部分での粥腫発生に与える予防方法の正の効果が示されている。しかしながら,今まで,大きな重点は,冠動脈疾患(CHD)の積極的な薬理学的治療に置かれており,有意な病的状態および死亡にも関わらず,末梢動脈疾患(PAD)の治療には,あまり注意が払われてこなかった。PAD患者での予防対策の効果に関するデータは,多くは,主に冠動脈患者の治療に向けられた試験からのサブグループ分析から得られている。これらデータは,薬剤による動脈硬化に対するリスク因子の治療が,PAD患者でも心血管イベントを低下できることを示している。PAD患者でのいくつかの予防方法の効果は,冠動脈患者とは異なる。基本的な抗血小板薬としてのアスピリンは,PAD患者では冠動脈患者より効果が少ないことが示されている。最近の抗血栓被験者協調(ATC)メタ分析は,PAD患者における心血管イベント低下でのアスピリンの利点を示さない。スタチンは,PADを含む,最も高頻度に生じる,心血管疾患の3種類全てにおいて同程度に心血管イベントを低下する。最近の研究は,PAD患者では,心血管イベントの低下に加え,スタチンがいくつかの血流力学効果を示すことを明らかにしている。これらは歩行距離を増加し,生活の質を改善する。同様に,アンジオテンシン酵素阻害剤も,冠動脈,脳血管およびPAD患者で心血管イベントの防止に効果があり,間欠跛行のある患者の歩行能に正の効果を示す。PAD患者では,高血圧および糖尿病の治療も,心血管の病的状態と死亡を効果的に予防する。PAD患者は心血管合併症の最大のリスクがあるため,動脈硬化のリスク因子を,この患者群では強く治療する必要がある。CHDの予防に使用される薬剤を含む,予防対策の多くは,PAD患者にも効果がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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循環系疾患の治療一般  ,  血液・体液作用薬の臨床への応用 
物質索引 (1件):
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