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J-GLOBAL ID：201502217558740211   整理番号：15A0318128

膨張材を収縮低減剤によってスラリー化した混和材料によるひび割れ低減方法

Cracking Reduction Method Using Admixture Slurried with Expansive Additive and Shrinkage Reducing Agent

著者 (3件)： 辻埜真人 (清水建設) ,  湯浅竜貴 (清水建設) ,  橋田浩 (清水建設)
資料名： 清水建設研究報告  (Technical Research Report. Institute of Technology, Shimizu Corporation)
巻： 92  ページ： 51-58  発行年： 2015年01月 
JST資料番号： G0486B  ISSN： 0289-8330  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 膨張材を収縮低減剤によってスラリー化した混和材料をアジテータ車に後添加する新しいひび割れ低減方法に関して検討した。スラリーを後添加する混練方法での拘束膨張量は膨張材のみを使用する場合に比べて大きく,スラリー化しても膨張材と収縮低減剤の併用効果があった。また,膨張材や収縮低減剤を,予めセメントや水に置換して混練する従来法とスラリーを後添加する混練方法の違いが硬化特性に与える影響は小さかった。実機レベルでのスラリーの添加を鑑みてアジテータ車で練り混ぜた結果,空気量の調整には注意が必要であったが,120秒間の高速攪拌でスラリーをベースコンクリートに均質に混ぜることができた。検討したひび割れ低減方法は,膨張材や収縮低減剤の活用の自由度を高め,膨張材の練混ぜ不足の問題解決や品質向上にもつながるものと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： コンクリート混和材 ,  *膨張剤 ,  *コンクリート添加剤 ,  *スラリー ,  *亀裂鈍化 ,  *ミキサ車 ,  *混練 ,  空気量 ,  細孔構造 ,  屋内試験 ,  圧縮強さ ,  拘束 ,  変位 ,  反応時間 ,  コンクリート構造
準シソーラス用語： *収縮低減剤

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (4件)：

• 膨張材・収縮低減剤を使用したコンクリートに関する技術の現状:日本建築学会、2013.7
• 樋口隆行、吉野亮悦、盛岡実:膨張材を混和したモルタルの物性におよぼす収縮低減剤種の影響、セメント・コンクリート論文集、No.65、pp.196-202、2011
• 辻埜真人、橋田浩、湯浅竜貴、高橋圭一:膨張コンクリートの簡易拘束膨張試験方法、コンクリート工学年次論文集、Vol.33、No.1、pp.437-442、2011
• 円筒型枠を用いた膨張コンクリートの拘束膨張試験頬法(JCI-S-009-2012):日本コンクリート工学会

タイトルに関連する用語 (5件)： 膨張材 ,  収縮低減剤 ,  スラリー ,  混和材料 ,  ひび割れ