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J-GLOBAL ID:201502217621156674   整理番号:15A1310911

国内地域特産の香酸カンキツ果実に含まれるフラボノイドの特徴

Characteristics of flavonoids in sour citrus fruits of local special products in Japan
著者 (1件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 71-78 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: L3330A  ISSN: 1346-9770  CODEN: NSGIFO  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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国内地域特産である10種類の香酸カンキツ果実のレモン,新姫,ゲンコウ,ユウコウ,カボス,スダチ,ユコウ,ユズ,長門ユズキチ,ヘベスに含まれるフラボノイドの特徴を調べた。各果実の全果と果汁について,11種類のフラボノイドのエリオシトリン,ネオエリオシトリン,ナリルチン,ナリンジン,へスぺリジン,ネオへスぺリジン,ジオスミン,ジジミン,ポンシリン,ノビレチン,タンジェレチンをHPLCにて定量した。香酸カンキツの全果フラボノイド量は多変量解析の主成分分析を行い,各カンキツのフラボノイド組成の特徴を調べた。その結果,主成分分析によりレモンと新姫のそれぞれは他のカンキツとは異なるフラボノイド組成を有していることが示された。HPLC分析により,他のカンキツと比較してレモンはエリオシトリンとジオスミンを,新姫はヘスペリジン,ジジミン,ノビレチンを多く含有していた。主成分分析により,これら成分はそれぞれカンキツの特徴的なフラボノイドであることが示された。さらに香酸カンキツの全果フラボノイド画分の抗酸化性をDPPHラジカル捕捉活性測定より調べた。新姫,レモン,スダチに高い活性が認められた。各香酸カンキツ果実の10種のフラボノイド総量と各香酸カンキツの抗酸化活性には正の相関関係(R=0.772)がみられた。さらに,各香酸カンキツのエリオシトリン,ネオエリオシトリン,ヘスペリジン,ネオヘスペリジンの合計量と各香酸カンキツの抗酸化活性には高い相関(R=0.899)がみられた。(著者抄録)
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分類 (3件):
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果実とその加工品  ,  食品の分析  ,  ピランの縮合誘導体 
物質索引 (7件):
物質索引
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引用文献 (22件):
  • 1) 岩堀修一, 門屋一臣編:カンキツ総論, 養賢堂, p.185-197 (1999).
  • 2) 松本光:実践! くだもの健康学 48) 香酸カンキツ「ユズ・スダチ・カボス」, 果実日本, 62 (11), 76-78 (2007)
  • 3) 森本純平, 谷中登希男:身近な野菜・果物~その起源から生産・消費まで (26) 日本の香酸柑橘, 日本食品保蔵科学会誌, 40 (4), 201-206 (2014).
  • 4) 農林水産省:平成23年産特産果樹生産動態等調査, http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tokusan_kazyu/index.html
  • 5) 小野祐幸:香酸カンキツの最新情報を探る 香酸カンキツの栽培の現状と展望, 果実日本, 58 (6), 18-21 (2003).
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