抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ここでは,連載「溶接のおさらいシリーズ」溶接施工の基礎知識の第二回として,溶接条件と品質について,特に溶接結果を左右する要因(5種)について紹介した。まず,溶接三大条件と品質の関係について述べた。マグ溶接で良好な溶接結果を得るためには,溶接三大条件である溶接電流,溶接電圧,溶接速度の適正な設定が重要となる。溶接電流・溶接電圧は鋳込みやビード形状に影響を及ぼす。また溶接速度は,ビードのアンダーカット,ハンピング,オーバーラップなど溶接欠陥に影響する。次に,ワイヤ突出し長さについて述べた。ワイヤ突出し長さは,長すぎても短すぎても安定したアークおよび良好なビード外観が得られないので,常に適正値を保つように心がけが必要である。最後に,トーチ角度について述べた。トーチ角度は溶接進行方向に対して逆方向にトーチを傾ける「前進法」(前進角)と同方向に傾ける「後進法」(後退角)があり,鋳込み形状が大きく変化する。