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J-GLOBAL ID：201502217687426558   整理番号：15A0004398

オフショアリングの発展とその要因に関する実証分析-ネットワーク理論からみた人的交流の強さと対米サービス貿易の拡大-

著者 (3件)： 末永雄大 (長崎県庁) ,  MIN Jungwon (九大 大学院経済学研究院) ,  篠崎彰彦 (九大 大学院経済学研究院)
資料名： Infocom Review  (Infocom Review)
号： 64  ページ： 2-13  発行年： 2014年11月28日 
JST資料番号： L8341A  ISSN： 1341-0024  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ITの進歩とグローバルな普及とともに,国境を越えたサービス活動のアウトソーシング(オフショアリング)が拡大している。本稿では,ネットワーク理論を用いて,人的交流の強さに着目したサービス貿易の発展要因を考察し,国際的な対米サービス貿易の拡大要因に関する実証分析を行った。世界31か国について,1998~2008年までの対米サービス貿易額,米国H-1Bビザ取得者数,ITネットワーク環境,所得水準,英語圏ダミーから成るパネルデータを構築し,プーリングモデル,固定効果モデル,ランダム効果モデルによる推定に基き,人的交流の強さがサービス貿易拡大に及ぼす影響に関する検証を行った。その結果,対米ビザ取得者数が対米サービス輸出に有意にプラスの影響を与えており,人的な対米ネットワークの構築がオフショアリングに象徴されるサービス貿易の発展に寄与していることが明らかとなった。

シソーラス用語： *アウトソーシング ,  *貿易 ,  企業経営 ,  *経営戦略 ,  *国際協力 ,  サービス ,  *サービス業 ,  アメリカ合衆国 ,  *通信網
準シソーラス用語： *オフショアリング ,  ネットワーク理論 ,  *国際交流

分類 (1件)： 経営工学一般  (KA01010C)

引用文献 (34件)：

• 内川秀二編(2006)『躍動するインド経済-光と陰』アジア経済研究所
• 浦田秀次郎・小島眞・日本経済研究センター(編著)(2010)『インド成長ビジネス地図』日本経済新聞出版社
• 経済産業省(2007)「高成長を遂げるインド経済」『通商白書2007』、pp.73-87 http://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2007/index.html(2014年9月28日最終閲覧)
• 椎野幸平(2009)『インド経済の基礎知識 第2版』ジェトロ
• ジェトロ(2013)「インド:基礎的経済指標」『国・地域別情報』2013年7月22日更新 http://www.jetro.go.jp/world/asia/in/stat_01/(2013年9月15日閲覧)

タイトルに関連する用語 (10件)： オフショアリング ,  発展 ,  要因 ,  実証分析 ,  ネットワーク理論 ,  交流 ,  米 ,  サービス ,  貿易 ,  拡大