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J-GLOBAL ID:201502218071058349   整理番号:15A0367250

超伝導量子回路における繰り返しエラー検出による状態保存

State preservation by repetitive error detection in a superconducting quantum circuit
著者 (23件):
資料名:
巻: 519  号: 7541  ページ: 66-69  発行年: 2015年03月05日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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量子計算は,環境に誘発されるエラーから量子状態を保護できるとき実行可能となる。量子ビット(キュービット)の信頼性が十分高ければエラーはまれであり,量子エラー訂正(QEC)によりエラーを特定し修正できる。キュービットを増やすほど,次第に大きくなるエラークラスタから論理エラーが起こらなくなり,状態の保存性能が改善する。これは大規模システムにとって重要な要件である。QECを用いたキュービットの寿命の延長は,量子計算における未解決の実験的課題の1つである。今回我々は,環境ビットフリップエラーからの古典状態の保護について報告し,系のサイズを大きくすることでこうしたエラーを抑制できることを実証している。我々は,二次元表面コードQECに向けた自然なステップとして9個のキュービットからなる線形アレイを使用し,射影量子非破壊パリティ測定を繰り返し行ってエラーを追跡した。単一の物理キュービットと比べると,8回の測定サイクル後に入力状態を検索した際のエラー率を,キュービット9個のうち5個を使ったとき2.7倍,9個全てを使ったとき8.5倍低減できた。さらに,非古典的なグリーンバーガー・ホーン・ザイリンガー状態が保存されることもトモグラフィーにより確かめた。環境に誘発されるエラーが抑制できたことで,大規模超伝導量子コンピューター構築に伴う多くの課題に向けて,今後さらなる研究が促されるだろう。Copyright Nature Publishing Group 2015
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分類 (3件):
分類
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計算理論  ,  ディジタル計算機方式一般  ,  その他の超伝導応用装置 
タイトルに関連する用語 (4件):
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