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J-GLOBAL ID：201502218168942520   整理番号：15A1366722

ヒト,ラットにおける新しい食物繊維材料である難消化性グルカンと水素化難消化性グルカンの消化性及びラットにおける身体的影響

Digestibility of new dietary fibre materials, resistant glucan and hydrogenated resistant glucan in rats and humans, and the physical effects in rats

著者 (8件)： OKU Tsuneyuki (Jumonji Univ., Saitama, JPN) ,  OKU Tsuneyuki (Univ. Nagasaki Siebold, Nagasaki, JPN) ,  TANABE Kenichi (Univ. Nagasaki Siebold, Nagasaki, JPN) ,  TANABE Kenichi (Nagoya Women’s Univ., Nagoya, JPN) ,  MORITA Shigeki (Univ. Nagasaki Siebold, Nagasaki, JPN) ,  HAMAGUCHI Norihisa (Nihon Shokuhin Kako Co. Ltd, Fuji, JPN) ,  SHIMURA Fumio (Jumonji Univ., Saitama, JPN) ,  NAKAMURA Sadako (Jumonji Univ., Saitama, JPN)
資料名： British Journal of Nutrition  (British Journal of Nutrition)
巻： 114  号： 10  ページ： 1550-1559  発行年： 2015年11月28日 
JST資料番号： B0336A  ISSN： 0007-1145  CODEN： BJNUA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 非消化性炭水化物材料として開発した難消化性グルカン(RG)及び水素化難消化性グルカン(HRG)のバイオアベイラビリティを調べた。in vitro実験では,RG及びHRGにわずかに含まれるオリゴ糖は,ヒト及びラットの小腸酵素で加水分解された。放出されたグルコースは,HRGが高かったが,主要成分の高分子量炭水化物は加水分解しにくく,ジサッカリダーゼ活性を阻害しなかった。in vivo実験においてラットにRG,HRG,難消化性マルトデキストリンまたはフルクトオリゴ糖(FOS)を5%添加して4週間給与したところ,便がゆるくなり,FOS群以外では,実験期間中回復しなかった。RGまたはHRG添加群では,盲腸組織と内容量が有意に増加した。RG及びHRGは,加水分解しにくい多量のグルコースポリマーを含んでおり,ラットに有害な影響を示さず,生活習慣病を減らすための新規食物繊維として利用できることを示唆していた。

シソーラス用語： 水素化 ,  *グルカン ,  バイオアベイラビリティ ,  *消化管吸収 ,  in vitro実験 ,  in vivo実験 ,  消化酵素 ,  小腸 ,  ヒト ,  ラット ,  雄性 ,  食物繊維 ,  少糖類 ,  下痢 ,  加水分解 ,  ジサッカリダーゼ ,  食餌効果 ,  ヘキソース ,  アルドース ,  Wistarラット ,  ネズミ亜目
準シソーラス用語： 軟便 ,  難消化性グルカン

分類 (2件)： 砂糖以外の糖  (FJ05020L) ,  糖質の代謝と栄養  (EJ02035H)

物質索引 (1件)： グルコース

タイトルに関連する用語 (8件)： ヒト ,  ラット ,  食物 ,  繊維材料 ,  難消化性 ,  グルカン ,  水素化 ,  消化性