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J-GLOBAL ID:201502218198031483   整理番号:15A1356276

ダクタイル鋳鉄の乾式切削におけるWC-FeAl切削工具の耐摩耗性と耐凝着性の評価

Wear-resistant and Anti-adhesive Properties of WC-FeAl Cutting Tool on Dry Machining of Ductile Cast Iron
著者 (5件):
資料名:
巻: 62  号: 10  ページ: 497-504 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: F0691A  ISSN: 0532-8799  CODEN: FOFUA2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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超硬合金の結合相であるコバルトは,近年発がん性が指摘され,環境や人体への悪影響が懸念される。一方,WC-FeAlは高温特性に優れる金属間化合物を結合相とした,環境融合型の硬質材料として期待されている。そこで本研究では,耐熱性に優れるWC-FeAl工具を試作し,ダクタイル鋳鉄FCD600の乾式切削による耐摩耗性及び凝着性をWC-Co工具と比較することによって評価した。得られた結果を以下に示す。1)WC-FeAl工具は,逃げ面におけるFCDの凝着を防止できるが,刃先摩耗に関してはWC-Co工具よりも早く進む傾向が見られた。2)FCDのないWC-FeAl工具においては,主分力,送り分力,背分力のうちの一つを測定するだけで工具摩耗を推定できる。3)FCD600の乾式切削を数値解析した結果から,熱伝導率の異なる工具材質を用いても刃先温度の違いがほとんど生じず,被削材の凝着が工具摩耗を引き起こした原因の一つと考えた。
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分類 (2件):
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セラミック・陶磁器の製造  ,  セラミック・磁器の性質 
引用文献 (11件):
  • 1) K. Kobayashi, K. Ozaki, A. Matsumoto, H. Nakayama: “New material development by the integration of cast technology and powder metallurgy technology-A high-performance hard material which used intermetallic compound for binder phase-”, Synthesiology, 3 (2010) 51-74.
  • 2) R. Subramanian, J. H. Schneibel: “Intermetallic bonded WC-based cermets by pressureless melt infilteration”, Intermetallics, 5 (1997) 401-408.
  • 3) J. H. Schneibel, C. A. Carmichael, E. D. Specht, R. Subramanian: “Liquid-phase sintered iron aluminide-ceramic composites”, Intermetallics, 5 (1997) 61-67.
  • 4) A. Matsumoto, K. Kobayashi, T. Nishio, K. Ozaki: “Structure and mechanical properties of iron-aluminide based WC composites prepared by combustion synthesis”, Proceedings of PLANSEE Seminar 2005, 2 (2005) 287-294.
  • 5) R. Furushima, K. Katou, S. Nakao, Z. M. Sun, K. Shimojima, H. Hosokawa, A. Matsumoto: “Relationship between hardness and fracture toughness in WC-FeAl composites fabricated by pulse current sintering technique”, Int. J. Refract. Met. Hard Mater., 42 (2014) 42-46.
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