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J-GLOBAL ID：201502218328619909   整理番号：15A0804362

分子液体に関する第一原理分子軌道計算と三次元積分方程式理論のハイブリッド枠組み 多中心分子Ornstein-Zernike自己無撞着場アプローチ

A hybrid framework of first principles molecular orbital calculations and a three-dimensional integral equation theory for molecular liquids: Multi-center molecular Ornstein-Zernike self-consistent field approach

著者 (4件)： KIDO Kentaro (Nuclear Safety Res. Center, Japan Atomic Energy Agency, 2-4 Shirane, Shirakata, Tokai-mura, Naka-gun, Ibaraki ...) ,  KASAHARA Kento (Dep. of Molecular Engineering, Graduate School of Engineering, Kyoto Univ., Nishikyo-ku, Kyoto 615-8510, JPN) ,  YOKOGAWA Daisuke (Dep. of Chemistry, Graduate School of Sci., Nagoya Univ., Chikusa, Nagoya 464-8602, JPN) ,  SATO Hirofumi (Dep. of Molecular Engineering, Graduate School of Engineering, Kyoto Univ., Nishikyo-ku, Kyoto 615-8510, JPN)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 143  号： 1  ページ： 014103-014103-9  発行年： 2015年07月07日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,標準的な分子軌道計算と分子液体に関する積分方程式理論の三次元定式(多中心分子Ornstein-Zernike(MC-MOZ)法)を組み合わせて溶液中の化学過程を記述する新しい量子力学/分子力学(QM/MM)型の枠組みの開発について報告した。この理論的手続きは,3D参照相互作用サイトモデル自己無撞着場(RISM-SCF)アプローチに非常に類似している。このMC-MOZ法は計算に関して高度に平行化できるので,今回のアプローチは溶液中の化学過程を扱う最も効率的な手段の1つになる可能性がある。このアプローチの妥当性をチェックするベンチマークテストを,2つの溶質(溶質としての水およびホルムアルデヒド)システムおよび水溶液中の簡単なS_N2反応(Cl^-+CH₃Cl→ClCH₃+Cl^-)に関して実行した。今回のアプローチで得られた溶質の分子特性および溶媒和構造に関する結果は,他のハイブリッドの枠組みおよび実験で得られたものと妥当な一致を示す。特に,提案したアプローチの結果は,3D-RISM-SCFの結果との優れた一致がある。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *液体 ,  *計算 ,  *分子軌道計算 ,  *積分方程式 ,  *Ornstein-Zernike方程式 ,  *SCF法 ,  分子内力学 ,  水分子 ,  塩素 ,  水溶液 ,  溶媒和 ,  Lennard-Jonesポテンシャル ,  脂肪族アルデヒド ,  脂肪族塩素化合物 ,  *第一原理計算 ,  *分子液体 ,  QM/MM法【分子力学】
準シソーラス用語： *自己無撞着場法 ,  量子力学/分子力学法

分類 (1件)： 溶液論一般  (CB05010Z)

物質索引 (2件)： ホルムアルデヒド ,  塩化メチル

タイトルに関連する用語 (9件)： 分子液体 ,  第一原理 ,  分子軌道計算 ,  積分方程式 ,  理論 ,  枠組み ,  分子 ,  自己 ,  無撞着