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J-GLOBAL ID：201502218474515279   整理番号：15A1303926

ブラックホール-中性子星合体の高分解磁気流体力学シミュレーション:質量放出と短ガンマ線バースト

High resolution magnetohydrodynamic simulation of black hole-neutron star merger: Mass ejection and short gamma ray bursts

著者 (8件)： KIUCHI Kenta (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SEKIGUCHI Yuichiro (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SEKIGUCHI Yuichiro (Toho Univ., Chiba, JPN) ,  KYUTOKU Koutarou (RIKEN, Saitama, JPN) ,  SHIBATA Masaru (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TANIGUCHI Keisuke (Univ. Ryukyus, Okinawa, JPN) ,  TANIGUCHI Keisuke (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  WADA Tomohide (Tsukuba Univ. Technol., Tsukuba, JPN)
資料名： Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology  (Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology)
巻： 92  号： 6,Pt.B  ページ： 064034.1-064034.8  発行年： 2015年09月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 1550-7998  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ブラックホール(BH)-中性子星(NS)連星合体の高分解数値相対論シュミュレーションを日本のスーパーコンピュータ”K”を用いて行った。NSの最も典型的な特徴は強い磁場の存在であるが,合体における磁場の役割は依然としてよく知られていない。BH-NS合体では,広い範囲のNSコンパクトネス,BH対NS質量比,およびBHスピンにおいて,NSのBHによる潮汐崩壊が生じる。この崩壊では,降着トーラス,磁気回転不安定性(MRI),磁気場増幅などが予想されるが,これまではコンピュータ資源が限られていたため,その解明は困難であった。この論文では,NSの潮汐崩壊,降着トーラス形成,非軸対称MRIによる磁場増幅,熱的に駆動されたトーラス風の始まり,引き続くファンネル壁とコリメートされたポロイダル磁場を伴うBH磁気圏の形成,および高Blandford-Znajekルミノシティーの一連の過程を自己無矛盾なシミュレーションで初めて明かにした。非軸対称MRIおよび降着トーラス内のKelvin-Helmholtz不安定性によって誘導された渦的運動によって質量降着が駆動され,降着エネルギーを熱エネルギーに変換し,その結果強い風が生成される。詳細な解像度調査により,高解像度がこのような描像を得るのに本質的であることを明かにした。また,r過程元素合成,放射的に活力を与えられた過渡放射,および短ガンマ線バーストも議論した。

シソーラス用語： 一般相対論 ,  連星 ,  ブラックホール ,  中性子星 ,  強磁場 ,  潮汐エネルギー ,  バースト ,  電磁流体力学 ,  *高分解能 ,  γ線バースト
準シソーラス用語： 高解像能 ,  *磁気流体力学 ,  質量降着 ,  *数値相対論 ,  潮汐力

分類 (2件)： 重力理論の実験的試験及び観測  (BA07040Q) ,  宇宙論  (DB07000D)

タイトルに関連する用語 (7件)： ブラックホール ,  中性子星合体 ,  高分解 ,  磁気流体力学 ,  シミュレーション ,  質量放出 ,  ガンマ線バースト