抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,装置の高性能化,高タクト化の要求から,サーボモータを使用した装置が増加している。サーボモータは瞬時に定格の約3倍のトルクを出力でき,装置の高速化によって産業機械の生産性向上に貢献できる。一方で必要とする瞬時電力も多くなるため,大容量サーボシステムを導入するにあたって既存の電源設備の瞬時電力が不足する場合,電源設備の新設や電源系統の見直しが必要となるという課題がある。そこで,大容量のサーボシステムを対象とした,電源からの瞬時供給電力を抑制するオプションユニットとしてエネルギーアシストユニット“MR-EAU100K4”を開発した。エネルギーアシストユニットは昇降圧チョッパ制御用のリアクトル,及びエネルギーをためておくコンデンサユニットで構成(以下“エネルギーアシストシステム”という。)している。サーボモータが加速(力行)動作する際には,コンデンサのエネルギーを昇圧制御することでドライブユニットに電力を供給し,サーボモータが減速(回生)動作する際に,サーボモータが発生する回生エネルギーを降圧制御することで,コンデンサへ蓄電する仕組みである。昇圧制御,降圧制御の切換えには状態遷移を用いて,サーボの運転状態をエネルギーアシストユニットに伝えることなく,自動的にモードを切り換える機能を備えている。(著者抄録)