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J-GLOBAL ID：201502218554538449   整理番号：15A0743944

移動管法を使った原子分子科学とその周辺 第5回 移動管法によるイオンの異性体分離を利用した研究

著者 (3件)： 小安喜一郎 (東北大 大学院理学研究科) ,  小安喜一郎 (東大 大学院理学系研究科) ,  美齊津文典 (東北大 大学院理学研究科)
資料名： しょうとつ(Web)  (Journal of Atomic Collision Research (Web))
巻： 12  号： 2  ページ： 27-35 (WEB ONLY)  発行年： 2015年03月16日 
JST資料番号： U0603A  ISSN： 2436-1070  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： タンパク質をはじめとする生体分子では,水素結合の組み替えによって複数の折り畳み構造が存在し,それぞれの化学的性質によって生体への影響が異なる。また,前回紹介したクラスターにおいても複数の構造異性体が共存するため,そのまま分光実験を適用すると個々の構造異性体の性質が重畳する。そこで,異性体毎の励起状態の情報や化学反応性を明らかにするためには,移動管法を利用したイオンの構造異性体分離を適用した後に,分光や反応実験を適用する必要がある。本稿では,移動管法によるイオンの構造異性体分離を利用した研究について実験手法と結果についてまとめる。特に,異性体毎の分光・反応研究について,実例を挙げつつ概観する。(著者抄録)

シソーラス用語： *構造異性体 ,  イオン移動度 ,  *分離 ,  *スペクトロスコピー ,  *イオン分子反応 ,  衝突誘起解離 ,  光解離 ,  分子構造 ,  クラスタ分子 ,  炭素 ,  光電子スペクトル ,  *イオン移動度分光分析 ,  *原子分子分光 ,  炭素クラスタ ,  タンパク質構造
準シソーラス用語： 分離法

分類 (1件)： その他の分離法  (CC01060D)

引用文献 (45件)：

• A. Laganowsky, E. Reading, T. M. Allison, M. B. Ulmschneider, M. T. Degiacomi, A. J. Baldwin, and C. V. Robinson, Nature 510, 172 (2014).
• M. T. Bowers, Acc. Chem. Res. 27, 324 (1994).
• P. Weis, Int. J. Mass Spectrom. 245, 1 (2005).
• J. L. Elkind and P. B. Armentrout, J. Am. Chem. Soc. 108, 2765 (1986).
• S. K. Loh, E. R. Fisher, L. Lian, R. H. Schultz, and P. B. Armentrout, J. Phys. Chem. 93, 3159 (1989).

タイトルに関連する用語 (6件)： 原子分子 ,  科学 ,  周辺 ,  イオン ,  異性体分離 ,  研究