文献
J-GLOBAL ID:201502218585187270   整理番号:15A0808511

環境負荷軽減と災害被害軽減を両立する企業の事業継続計画手法(BCP)に関するモデル分析:雨水利用を対象として

Model Analysis of Business Continuity Planning for Environment Load and Natural Disaster Reduction: With a Focus on Rainwater Harvesting
著者 (3件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 165-175  発行年: 2015年07月05日 
JST資料番号: L2597A  ISSN: 0915-1389  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
企業におけるBCP(事業継続計画)の導入は,その企業の被害軽減効果だけではなく,地域社会全体の被害軽減や環境問題軽減に資する可能性を秘めている。本研究では,雨水利用を例として取り上げ,環境負荷軽減(節水効果)や地域の洪水軽減(貯留効果)を同時に考慮したBCPモデルについて検討を行った。まず,実在する企業を対象に,各効果の経済評価の方法を整理し,これらの便益を最大にする貯水タンク容量の決定問題を定式化した。さらに,社屋の規模,企業が有するビオトープの蒸発散量,過去数年の近隣アメダスの降雨量データなど,現実的な設定条件の下でのケーススタディを実施した。これにより,事業としての成立性を判断するための最適タンク容量や,有効水利用率の年ごとのばらつきなどの試算結果を得た。この結果は,より精度の高い手法を検討するための判断材料を提供しているほか,水害に対する地域全体の事業継続計画への発展や雨水利用以外の事業継続計画を考える上で有用な事例として活用可能である。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
水利用,その他  ,  河川調査・計画 
引用文献 (16件):
  • 天井洋平・野原大督・堀 智晴・角 哲也 2013.予測流入量情報を用いたダム事前放流操作の影響分析手法に関する基礎的検討.京都大学防災研究所年報 B 56:617-624.
  • Beal C D, Sharma A, Gardner T, Chong M. 2012. A desktop analysis of potable water savings from internally plumbed rainwater tanks in South-East Queensland, Australia. Water Resources Management 26(6): 1577-1590.
  • Chiu Y R, Liaw C H, Chen L C. 2009. Optimizing rainwater harvesting systems as an innovative approach to saving energy in hilly communities, Renewable Energy 34(3): 492- 498.
  • Khastagir A, Jayasuriya N. 2011. Investment evaluation of rainwater tanks. Water Resources Management 25(14): 3769- 3784.
  • 国土交通省 2009.公共事業評価の費用便益分析に関する技術指針(共通編).
もっと見る

前のページに戻る