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J-GLOBAL ID：201502218592332847   整理番号：15A1291284

雑草種を評価対象としたイネのアレロパシー研究

著者 (1件)： 松尾光弘 (宮崎大 農 フィールド科学教育研究セ)
資料名： 植調  (JAPR Journal)
巻： 49  号： 8  ページ： 2-6  発行年： 2015年11月16日 
JST資料番号： L2274A  ISSN： 0289-8233  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 新たな雑草制御技術の1つとして,生物を利用した防除法についても研究が取り組まれ,このうち植物を利用した制御技術ではアレロパシーによる雑草制御の可能性も期待され,様々な植物種についてアレロパシー活性の研究が開始された。それらの中で,食用作物では品種間あるいは系統間で活性に差異が見られることがわかったことから,耐雑草性品種の作出を目標としてアレロパシー活性の高い品種・系統の選抜が行われた。イネのアレロパシー活性における品種・系統間差異を明らかにするための検定方法とその評価がこれまで行われてきたが,その中でもイネ根圏から採取された培養液を用いたアレロパシー活性の評価法により,コナギ,アメリカコナギおよびホソバヒメミソハギのそれぞれの雑草種に対して高いアレロパシー活性を示すイネの品種・系統が明らかになった。

シソーラス用語： *雑草 ,  *雑草防除 ,  *アロモン ,  アレロパシー ,  ミズアオイ科 ,  品種差 ,  栽培 ,  作型
準シソーラス用語： *アレロパシー物質 ,  *イネ科雑草 ,  コナギ ,  栽培方法 ,  作物栽培 ,  *雑草制御 ,  食用作物 ,  品種間差異

分類 (2件)： 稲作  (FC03020C) ,  雑草による植物被害  (FC04062J)

引用文献 (12件)：

• Dilday, R.H. et al. 1998. Allelopathic activity in rice for controlling major aquatic weeds. In M. Olofsdotter ed., Allelopathy in Rice. International Rice Research Institute, Philippines, 7-26.
• Dilday, R.H. et al. 2001. Allelopathic potential in rice germplasm against ducksalad, redstem and barnyard grass. Journal of crop production 4, 287-301.
• Ebana, K. et al. 2001. Variation in the allelopathic effect of rice with water soluble extracts. Agronomy Journal 93, 12-16.
• 藤井義晴ら 1990. 他感作用物質検索のための発芽・生育試験の,ロジスチック関数(RICHARDS関数)を用いた解析. 雑草研究 35, 353-361.
• 藤井義晴・澁谷知子 1991. 寒天培地を用いた他感作用検定手法. (2)根の滲出物による他感作用の検索. 雑草研究 36(別), 150-151.

タイトルに関連する用語 (5件)： 雑草 ,  評価対象 ,  イネ ,  アレロパシー ,  研究