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J-GLOBAL ID:201502218745656973   整理番号:15A1349967

西南日本の付加体に含まれる海洋島玄武岩:テクトニクスと岩石成因論に対する示唆

Oceanic island basalts in accretionary complexes of SW Japan: Tectonic and petrogenetic implications
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巻: 113  号: P1  ページ: 508-523  発行年: 2015年12月01日 
JST資料番号: E0267C  ISSN: 1367-9120  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本論文は,石炭紀前期から中新世にかけての時代を示す秋吉帯,美濃-丹波帯,秩父帯,四万十帯の付加コンプレックスに含まれる火山岩の地球化学的研究(主要元素,微量元素,Sr,Nd,Pb同位体比)の結果を示し,堆積岩ユニットとの地質学的関係やその岩石成因論を論じる。研究した岩石のほとんどは海洋島玄武岩で,キャップ石灰岩体,半遠洋性珪質泥岩,遠洋性放散虫チャートからなる海洋プレート層序における石炭紀~白亜紀の堆積岩に付随する。玄武岩は,TiO2,LREE(La/Sm=1.9),Nb(Zr/Nb=10)に富み,分化したHREE(Gd/Yb=2.0),中間~低εNd(7.8-2.2)を持ち,多元素プロットにおいて正のNb異常(Nb/Th=1.3,Nb/La=1.1)を示す。石炭紀から白亜紀のOIBは比較的低い部分溶融の程度(<5%)であり,スピネルまたはガーネットの安定領域におけるマントルの融解で生じたもので,海洋島の環境で噴出したものと考えられる。四万十の付加コンプレックスでは中新世の安山岩が含まれ,TiO2やHFSE(Hf,Y,Zr,P2O5およびNb)が低く,多元素プロットで負のNb異常がみられる。それらは枯渇したハルツバージャイトの比較的高い部分溶融で形成され,海洋性島弧環境で噴出したと考えられる。本研究は,2億5000万年におよぶプレート内火山活動が古太平洋で発生したことを示すもので,それらはマントルプルームの活動を反映したものと考えられる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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火山岩 
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