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J-GLOBAL ID:201502218794970631   整理番号:15A0698231

2D電子分光法でプローブした集光性複合体IIの三量体および凝集体におけるエネルギー移動動力学

Energy transfer dynamics in trimers and aggregates of light-harvesting complex II probed by 2D electronic spectroscopy
著者 (6件):
資料名:
巻: 142  号: 21  ページ: 212432-212432-10  発行年: 2015年06月07日 
JST資料番号: C0275A  ISSN: 0021-9606  CODEN: JCPSA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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可溶化した三量体および凝集体集光性複合体II(LHCII)におけるクロロフィル(Chl)ドメインの間の励起エネルギー移動の経路と動力学を,二次元電子分光法(2DES)で検討した。このLHCII三量体および凝集体は,それぞれ,Chl aの非消光および消光励起子状態を示す。2DESによって,カップルした状態のポピュレーション時間遅延にわたる励起および発光エネルギーの直接的な相関を可能にし,それによって,Chlsの間のエネルギーフローのマッピングが可能になる。全Chl b Qyバンドの励起によって,Chl bからChl a状態へのエネルギー移動がLHCII3量体および凝集体でモニタされた。この二次元(2D)スペクトルのグローバル解析によって,Chl bからChl aへのエネルギー移動が,LHCIIの両方の形に関して,240-270 fsと2.8 psの高速および低速の時間スケールで起こることを明らかにした。グローバル解析の結果としての2D減衰付随スペクトルは,エネルギーに含まれるChl状態間の相間と,一定寿命での減衰を同定した。Chlエネルギー移動と減衰の速度論に対する一重項-一重項対消滅の寄与もモデル化し検討した。その結果は,数ピコ秒の時間範囲でのエネルギー移動速度論における顕著な変化を示した。ゆっくりしたエネルギー平衡化過程のために,可溶化三量体には長寿命の中間的Chl a状態が存在するが,凝集体中ではこれらの励起状態のポピュレーション減衰は著しく加速され,全体として,LHCII複合体内のエネルギー移動は凝集状態でより速くなることを示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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錯体の可視・紫外スペクトル(分子) 

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