抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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静電気発生の防止および抑制は,生産現場における取り扱う材料の特性・性能および生産工程上の制約などから現実には困難な場合が多い。また,静電気はいろいろな場所で簡単に発生するため,いつの間にか帯電した物体は予期せぬ動作を起こす。生産現場では,このような予期せぬ動作をした原因について調査するが,静電気は時間とともに変化し,目に見えないことから,結局は原因が分からない場合もある。そうすると何事もなかったように生産(モノづくり)が再開されるが,また何かの拍子で予期せぬことが発生し,生産が止まったりする。静電気は帯電量が小さいうちは生産不良を起こさないが,帯電量が大きくなると引力・斥力も大きくなるため生産不良を起こす。そのため,「静電気を計る」ということは,生産不良を引き起こす前に検知するための手段だともいえる。本稿では,最近,開発した音波を用いた静電気計測技術について紹介した。静電気分布計測技術の例などについて解説した。