抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,サステイナブルキャンパスの取組みの一環として雨水や再生水の利用を行なっている大学キャンパスも多い。しかし,大学キャンパスにおける雨水・再生水の利用の実態は,定量的にも定性的にもあまり知られていない。本研究では,雨水・再生水の利用について,日本,イギリス,オーストラリア,アメリカ・カナダの大学を対象に,その原水種類や利用用途について整理・比較した。その結果,いずれの国・地域においても雨水が主たる原水であったが,国・地域によって傾向は異なっていた。利用用途については,日本とイギリスでは水洗用水が主たる利用用途であったのに対し,オーストラリアとアメリカ・カナダでは散水用水が主たる利用用途であった。また,雨水・再生水の利用状況と降水量との関係を考察した結果,月別降水量の最少値が影響しているものと考えられた。(著者抄録)