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J-GLOBAL ID:201502218985265181   整理番号:15A1093771

モモ新品種‘ひなのたき’

New Peach Cultivar ‘Hinanotaki’
著者 (11件):
資料名:
号: 20  ページ: 11-20  発行年: 2015年08月28日 
JST資料番号: Z0033D  ISSN: 1347-3549  CODEN: KKKHCH  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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1.‘ひなのたき’は農林水産省果樹試験場(現 農研機構果樹研究所)で「G-62-8」の自殖実生から選抜された枝垂れ性の黄肉品種である。交雑は1995年に行い,2003年より「モモ筑波125号」の系統名を付してモモ(生食用)第8回系統適応性検定試験に供試し,特性の検討を農研機構果樹研究所と全国13ケ所の公立試験研究機関において行った。2008年2月に種苗法による品種登録出願を行うことが決定され,2010年3月18日に登録番号19505号として品種登録された。2.樹姿は枝垂れで,花芽の着生は多く,花は八重咲きで桃色である。育成地では4月上旬に満開となる。開花期間は‘あかつき’や‘黄金桃’より育成地では約10日,全体の平均では約7日長く,観賞用品種として有望である。3.樹勢は中で,花粉を有し自家結実性である。満開後100日余りで収穫される中生品種で育成地での収穫期は7月中旬である。4.果形は円形から短楕円形で果実重は170g前後である。果皮は地色が黄色で,赤い着色はやや少ない。果面は滑らかであるが,裂果が発生することがある。果肉は黄色で肉質は半不溶質である。果汁の糖度は9.7%,酸度はpH4.87前後である。核は粘核である。5.既存のモモの栽培地域において栽培可能で,‘あかつき’などの生食用品種を対象とした薬剤防除を行うことで,特に問題となる病害虫の発生は認められない。果実は中生および晩生の生食用品種に比べると小果で甘味も少ないが,従来の花モモよりも大きく生食可能であるため,家庭用果樹や観賞用としての利用が期待される。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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果樹  ,  作物の品種 
引用文献 (9件):
  • 有岡利幸. 2012. ものと人間の文化史 157・モモ. p.119-159. 法政大学出版局. 東京.
  • 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所. 2007. 育成系統適応性検定試験・特性検定試験調査方法. 233p.
  • 金戸橘夫・吉田雅夫・栗原昭夫・佐藤敬雄・原田良平・京谷英壽. 1980. モモの新品種 ‘あかつき'について. 果樹試報. A7: 1-6.
  • 菊池秋雄. 1948. 果樹園芸学上巻 果樹種類各論. p.129-170. 養賢堂, 東京.
  • 農林水産省果樹試験場. 1994. 育成系統適応性検定試験・特性検定試験調査方法. 195p.
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