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J-GLOBAL ID：201502219000929850   整理番号：15A1005832

英国のICTカリキュラム改訂の背景と日本の情報教育の枠組みに関わる基礎的研究

著者 (5件)： 本郷健 (大妻女大 社会情報) ,  本村猛能 (群馬大 教育) ,  山本利一 (埼玉大 教育) ,  斎藤実 (埼玉県大宮高) ,  永井克昇 (文部科学省 初等中等教育局)
資料名： 教育情報研究
巻： 31  号： 1  ページ： 11-23  発行年： 2015年07月31日 
JST資料番号： L7832A  ISSN： 0912-6732  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,英国のナショナルカリキュラム(以下NCとする)の改訂へ影響を与えたと考えられる王立協会のプロジェクト研究報告書を読み解き,改訂の背景を整理し,我が国の情報教育の基本的方向性を検討するための知見を得ることを目的としている。その結果,NCの改訂では以下のような視点から検討が進めたことを読み取ることができた。すなわち,(1)イノベーションの創出を図る視点,(2)必履修教科とする意義は世界を認識し,理解する新たな「考え方」を育成するという教育的な視点,(3)本教科が認識科学と設計科学の両面を併せ持つとする学問的な特徴を捉えた視点,(4)ICTの概念が広過ぎることと相まって,汎用的能力育成に傾斜し過ぎたとする批判的な視点,などである。これらの視点は,我が国の今後の情報教育の枠組みを検討する上での知見として示唆に富むものである。(著者抄録)

シソーラス用語： *カリキュラム ,  *技術教育 ,  コンピュータリテラシー ,  情報技術 ,  情報処理 ,  開発
準シソーラス用語： *英国ナショナルカリキュラム ,  *情報教育 ,  カリキュラム開発

分類 (2件)： 技術教育  (JA01050T) ,  科学技術教育  (AA04000C)

引用文献 (19件)：

• 内閣府,世界最先端IT国家創造宣言,平成26年6月24日, http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/pdf/20140624/siryou1.pdf(平成26年6月アクセス)
• 佐藤万寿美,高等学校全体の教科「情報」の現状について,大学教育と情報, No.1,pp.2-6,2012
• 鹿野利春,石川県における教科「情報」の現状,大学教育と情報,No.1,pp.7-9,2012
• 中野由章,中山康一,高等学校情報科教員の現状-その問題点と我々にできること-,ぺた語義(日本情報処理学),2014年8月号
• 勝野頼彦,諸外国における教育課程の基準,国立教育研究所教育課程センター,p.2,2013-3

タイトルに関連する用語 (9件)： 英国 ,  ICT ,  カリキュラム ,  改訂 ,  背景 ,  日本 ,  情報教育 ,  枠組み ,  基礎的研究