機器同士をネットワークでつなげることでデータを共有し,機器の制御を自律的に行う仕組みとして,M2M(Machine to Machine)がある。現在,パソコンやサーバといった情報機器だけでなく,自動車や家電製品,医療機器などがネットワークでつながることで,相互に通信することができるシステムとして,様々な場面で活用されている。M2Mシステムにおいて,センサや機器からのデータの収集が重要な役割を担っている。そこで,本研究では身近な情報源の一つとして,位置情報を例にあげ,データ収集に注目し研究を行った。そして,小型で安価なGPS受信機を使って,位置情報が手軽に取得できる仕組みを検討した。(著者抄録)