文献

J-GLOBAL ID：201502219162406754   整理番号：15A1286078

補償光学の新展開-天体望遠鏡から顕微鏡へ 次世代超大型望遠鏡TMTのための広視野多天体補償光学

著者 (2件)： 秋山正幸 (東北大 大学院理学研究科) ,  大野良人 (東北大 大学院理学研究科)
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 44  号： 10  ページ： 396-398  発行年： 2015年10月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 補償光学は,地球大気の影響による光の等位相面乱れを実時間で補正する。大型望遠鏡を用いた近赤外線観測の基盤技術である。レーザーガイド星の実用化で,天空領域を観測できるようになったが,補正性能に限界があった。本論文では,トモグラフィー推定法を用いることで,補正領域を広げ,広視野で多数の天体を同時に補正する方法について解説した。補償光学とトモグラフィー推定を利用した多天体補償光学系を述べた。天体補償光学をTMTにおいて実現する上で,トモグラフィー推定の計算速度が課題であった。大気ゆらぎの構造を推定する逆問題を,大気ゆらぎの変動の時間尺度である1ms程度で解く必要がある。

シソーラス用語： *適応光学 ,  *結像 ,  光学顕微鏡 ,  *天体望遠鏡 ,  視野 ,  天体 ,  大型 ,  赤外線望遠鏡 ,  大気 ,  地球 ,  位相面解析 ,  実時間処理 ,  点光源 ,  レーザビーム ,  トモグラフィー ,  計算機処理速度 ,  ゆらぎ ,  逆問題 ,  TMT望遠鏡 ,  広視野 ,  大気ゆらぎ ,  地球大気 ,  *超大型望遠鏡 ,  惑星
準シソーラス用語： レーザガイド星 ,  超大型 ,  補償光学

分類 (3件)： 光の像形成  (BD03050I) ,  光学顕微鏡,望遠鏡  (QF05050R) ,  宇宙線・天体物理観測技術  (DB01000N)

引用文献 (3件)：

• M. Akiyama, S. Oya, Y. H. Ono, H. Takami, S. Ozaki, Y. Hayano, I. Iwata, K. Hane, T. Wu, T. Yamamuro and Y. Ikeda: Proc. SPIE, 9148E (2014) 914814.
• Y. H. Ono, M. Akiyama and S. Oya: Proc. SPIE, 9148E (2014) 91486M.
• O. Lardiere, D. Andersen, C. Blain, C. Bradley, D. Gamroth, K. Jackson, P. Lach, R. Nash, K. Venn, J.-P. Veran, C. Correia, S. Oya, Y. Hayano, H. Terada, Y. Ono and M. Akiyama: Proc. SPIE, 9148 (2014) 91481G.

タイトルに関連する用語 (9件)： 補償光学 ,  展開 ,  天体望遠鏡 ,  顕微鏡 ,  次世代 ,  超大型望遠鏡 ,  TMT ,  広視野 ,  天体