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J-GLOBAL ID：201502219437899055   整理番号：15A0950358

QoI剤耐性菌の発生状況とその対策 沖縄県におけるQoI剤耐性マンゴー炭疽病菌の発生

著者 (1件)： 澤岻哲也 (沖縄県農業研究セ 名護支所)
資料名： 植物防疫  (Plant Protection)
巻： 69  号： 8  ページ： 503-506  発行年： 2015年08月01日 
JST資料番号： G0617A  ISSN： 0037-4091  CODEN： SHBOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マンゴー果実の流通過程で炭疽病が問題になっている。QoI剤は着果期から収穫直前までの炭疽病の主要防除剤として使用されている。2009~10年に沖縄県全域から採集した炭疽病菌107菌株のQoI剤感受性検定及びチトクロームb遺伝子の変異解析を行った。アゾキシストロビン剤のMIC値を調査した結果,2菌株が3000ppm以上のMIC値を示し,耐性菌と判断した。この2菌株はクレソキシムメチル剤に対しても3000ppm以上のMIC値を示した。耐性菌2菌株は生物検定でアゾキシストロビン剤の発病抑制効果は認められなかった。耐性菌2菌株はチトクロームb遺伝子のPCR-RFLP解析で遺伝子の変異が確認された。現在耐性菌は低密度であり生産現場でQoI剤の効果低下は見られないが,今後感受性モニタリングを続けるとともにQoI剤に頼らない総合防除体系の構築を行う。

シソーラス用語： *農業殺菌剤 ,  *マンゴー ,  炭疽病【植物】 ,  *耐性菌 ,  最小発育阻止濃度 ,  チトクロームb ,  RFLP ,  沖縄県 ,  植物病原菌 ,  農薬耐性 ,  突然変異
準シソーラス用語： MIC ,  PCR-RFLP ,  *QoI剤 ,  ストロビルリン系殺菌剤

分類 (3件)： 微生物に対する農薬  (FB06040Q) ,  果樹  (FC03042G) ,  菌類による植物病害  (FC04052Y)

物質索引 (2件)： アゾキシストロビン ,  クレソキシムメチル

引用文献 (17件)：

• 平山喜彦ら(2008):関西病虫研報 50:93~94.
• 稲田稔ら(2008):日植病報 74:114~117.
• -ら(2010):同上 76:1~6.
• 石井英夫(2002):茨城病虫研報 41:1~7.
• ISHII, H. et al. (2001) : Phytopathology 91 : 1166 ~ 1171.

タイトルに関連する用語 (9件)： QoI剤 ,  耐性菌 ,  状況 ,  対策 ,  沖縄 ,  耐性 ,  マンゴー ,  炭疽病 ,  菌