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J-GLOBAL ID:201502219479985163   整理番号:15A0549057

Ptに基く化学療法剤の血管外溢出-レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析(LA-ICP-MS)を用いた切除物におけるそれらの分布のバイオイメージング

Extravasation of Pt-based chemotherapeutics - bioimaging of their distribution in resectates using laser ablation-inductively coupled plasma-mass spectrometry (LA-ICP-MS)
著者 (10件):
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巻:号:ページ: 508-515  発行年: 2015年03月11日 
JST資料番号: W2338A  ISSN: 1756-5901  CODEN: METAIR  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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白金基礎薬剤(シスプラチン,カルボプラチンとオキサリプラチン)は癌治療において広く使われている。それらは静注で投与され,このように,注入液の偶然の管外溢出が起こることがありえる。有毒な白金化合物が皮下組織でたぶん残り,患者に重篤な合併症を引き起こす場合がある。高濃度では,局所血栓症と組み合わせた白金毒性は組織壊死を生じ,結局外科的介入を必要とする。解剖的なレベルで生体内分布を示すために,筆者らは定量的レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析(LA-ICP-MS)によっていろいろな組織(筋肉,神経組織,結合組織,脂肪組織)の凍結切片で薬剤の管外溢出を定量し,ICP-MS分析が続く組織試料のマイクロ波介助消化のバルク分析で結果として生じるデータを比較した。末梢静脈アクセスまたはport-a-cathを通して中心アクセスを通して全身的化学療法を受けている3人の患者の試料を分析した。5日に渡って集めた筋組織またはドレイン試料と比較すると,白金は結合組織で50倍まで濃縮された。広範囲の皮下脂肪組織は非反応性壊死を示し,平均的白金濃度(試料消化と同時に決定される)は0.2μg g-1(25mg m-2シスプラチン(末梢性管外溢出の後4週)による治療)から10μg g-1(50mg m-2オキサリプラチンによる治療:port-a-cath管外溢出後4週)にわたった。LA-ICP-MSによるバイオイメージングを受ける末梢神経は周囲の結合組織(1.0μg g-1)より5倍低い白金濃度(0.2μg g-1)を示した。これは管外溢出副作用から回復の間,神経毒性の兆候を示していない患者に一致している。このように,皮膚神経組織のバイオイメージングは周辺的な神経毒性イベントの危険性を理解するために貢献するかもしれない。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの薬物療法  ,  抗腫よう薬の基礎研究 

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