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J-GLOBAL ID：201502219624258623   整理番号：15A0005150

Taihu湖のCarassius auratusとCyprinus carpioにおけるミクロシスチンの蓄積とそのヒトへの健康リスク

Accumulation of microcystins in Carassius auratus and Cyprinus carpio from the Taihu Lake and its human health risk

著者 (3件)： Jia Junmei (State Key Lab of Urban and Regional Ecology, Res. Center for Eco-Environmental Sciences, Chinese Acad. of Sciences ...) ,  Luo Wei (State Key Lab of Urban and Regional Ecology, Res. Center for Eco-Environmental Sciences, Chinese Acad. of Sciences ...) ,  Lyu Yonglong (State Key Lab of Urban and Regional Ecology, Res. Center for Eco-Environmental Sciences, Chinese Acad. of Sciences ...)
資料名： Huanjing Huaxue  (Huanjing Huaxue)
巻： 33  号： 2  ページ： 186-193  発行年： 2014年 
JST資料番号： C2490A  ISSN： 0254-6108  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： ミクロシスチン(MCs)は,最も一般的で,毒性の有害なシアノトキシンの一つであり,食物連鎖を通して動物,生態系,ヒトの健康にさえ悪影響を及ぼすことができる。Taihu湖での雑食魚の種々の器官におけるMCsの蓄積を検査し,ヒトへのその潜在的健康リスクを評価するため,典型的2雑食魚種であるCarassius auratusとCyprinus carpioを,試料採取した。そして,その筋肉,肝臓,心臓,腎臓,腸壁におけるMCs(MC-LR,MC-YR,MC-RR)を,高性能液体クロマトグラフィータンデム質量分析によって分析した。結果は,魚の種々の器官におけるMCsの蓄積が全く異なっていたことを示した。Carassius auratusの種々の器官におけるMCs濃度は,以下の順位であった。腸壁>腎臓>心臓>肝臓>筋肉で,Cyprinus carpioでは,腸壁>腎臓>筋肉>肝臓>心臓であった。腸壁におけるMCs濃度は,腎臓,肝臓,筋肉,心臓におけるものより高かった。Cyprinus carpioの腸壁がMCsの主要異性体としてMC-LRを持っていたことを除いて,双方の魚種のその他の臓器は,MCsの主要異性体としてMC-RRを持っていた。Cyprinus carpioは,Carassius auratusより筋肉においてMCsのより高い濃度を持っていた。一方,Cyprinus carpioの肝臓,腎臓,腸壁,心臓におけるMCs濃度は,Carassius auratusのものより低かった。WHO(世界保健機関)によって設定された耐性一日摂取量(0.04μg・kg(-1)d(-1))を,魚種双方の筋肉の推定一日摂取量(EDI)は超えていた。これは,ヒトへの潜在的健康リスクを引き起こす可能性がある。特に0.0525μgMC-LReq kg(-1)d(-1)のEDIを持つCyprinus carpioに可能性がある。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： 湖沼 ,  フナ ,  コイ ,  *シクロペプチド ,  *植物毒 ,  ヒト ,  リスク ,  高速液体クロマトグラフィー ,  タンデム質量分析 ,  一日摂取量 ,  世界保健機関
準シソーラス用語： 太湖 ,  Carassius auratus ,  Cyprinus carpio ,  *ミクロシスチン ,  健康リスク ,  高性能液体クロマトグラフィー

分類 (1件)： その他の汚染原因物質  (SB05040W)

タイトルに関連する用語 (7件)： Taihu湖 ,  Carassius ,  Cyprinus ,  ミクロシスチン ,  蓄積 ,  ヒト ,  健康リスク