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J-GLOBAL ID:201502219644308164   整理番号:15A1082597

切ると繋ぐは紙一重?~最新の接合技術~摩擦攪拌接合(FSW)におけるツール材料開発の現状

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資料名:
巻: 59  号: 10  ページ: 562-565  発行年: 2015年10月01日 
JST資料番号: L0473A  ISSN: 0914-2703  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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鉄鋼やチタン合金の摩擦攪拌接合(FSW)技術の利点と欠点,接合ツール材の必要特性や開発状況などにつき解説した。鉄鋼やチタン合金のFSWの利点として,以下が挙げられる。1)溶融溶接が難しい材料の接合が可能,2)接合部の品質安定性が溶融溶接部より高い,3)前処理が低減できる,4)プローブの長いツールにより1パスで大きな接合深さを確保でき,施工時間短縮,コスト低減が可能なことなど。しかし,接合時の荷重と温度に耐え,かつ安価な接合ツールがほとんどないためあまり実用化されていない。ツール材に1000°Cで400MPa以上の強度が必要と言われているが,その他の特性の定量的要求値は示されていない。鉄鋼やチタン合金のFSWが可能な接合ツール材は,主に超耐熱金属と超硬質材料に分けられる。欧米では,前者としてW-25%Re合金,後者として多結晶立方晶窒化ホウ素が多用され,これらの粉末を混合・焼結した複合材ツールや,W-Re合金の高温強度向上のためHfC粉末を添加したツールも開発されている。また,チタン合金のFSWでは,WにLa2O3を添加したツール材が用いられることもある。しかし,いずれも高価なため普及していない。硬質材料の代表としてのSi3N4ツールのステンレス鋼接合及びDP590鋼の摩擦攪拌点接合例,ツール表面へのTiC/TiNコーティングによる摩耗防止例や,ニッケル基超超合金でありNi3AlとNi3Vの複相金属間化合物によるフェライト系ステンレス鋼のFSWも報告されている。金属系では,Ir基合金,Ir添加Ni基合金,Co基合金などがある。また,硬質材と金属の複合材料ツールも利用されている。筆者らは,Wに硬質粒子を分散したW基複合材料を開発し,安価でより長寿命なツール材開発を目指している。ツール材料開発には,以下の問題点がある。1)長寿命ツール材の必要特性が不明確,2)接合ツール材の開発が薄板への適用試験で評価されている,3)ツール寿命に関する指針やツール摩耗の定量化法が研究者により異なり,単純比較が難しい。
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分類 (3件):
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溶接技術  ,  非鉄金属材料  ,  セラミック・磁器の性質 
タイトルに関連する用語 (5件):
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