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J-GLOBAL ID:201502219707699126   整理番号:15A1163609

レスキューロボットコンテストを通じた情報系エンジニア育成の教育効果

Assessing the Educational Effectiveness of Human Resource Development Education with Information System Engineers through a Rescue Robot Contest
著者 (5件):
資料名:
巻: 63  号:ページ: 5.87-5.92 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: L4363A  ISSN: 1341-2167  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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科学技術イノベーションを推進できる創造性の高い技術者の育成手法として課題解決型学習(PBL)が試行され,教育効果が高いことが示されている.岡山県立大学情報工学部情報システム工学科でも,3年次にPBL形式で自律型移動ロボットの設計・製作を行っており,基本的な制御システムの設計・製作技術の向上だけでなく,問題発見・解決能力,創造性等の向上を図ることを目的としてきた.しかし,統一した課題・難易度のPBLを継続的に実施できていない現状にある.一方,阪神・淡路大震災を契機に,レスキューロボットの研究から派生した「レスキューロボットコンテストは,単に操縦できるロボットを製作するだけでなく,救助対象の状態を計測する各種センサの製作やそれらの情報を共有できるロボットシステムを構築する必要があり,創造性・専門性が要求されるコンテストになっている.このため,岡山県立大学としては,有志のロボット研究サークルとして参加を続けている.本稿では,レスキューロボットコンテストおよび本校におけるPBLの取り組みを紹介し,レスキューロボットコンテストに参加している学生の学習習熟度と社会人基礎力を調査した.その結果,レスキューロボットコンテストへの参加は,領域横断型の情報系エンジニアにとって必要な能力の習得意欲が向上し,社会人基礎力に関しても意識が高く,教育効果が大きいことを示した。
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分類 (2件):
分類
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科学技術教育  ,  ロボットの設計・製造・構造要素 
引用文献 (7件):
  • 1) 渡邊信一, 高木淳二, 丸岡正知, 原 紳, 長谷川光司, 入江晃亘, 杉山 均, 横田和隆 : 大学院専攻横断型PBL必修科目「創成工学プロジェクト」の実施とその評価, 工学教育, 61-6, pp.66-71, 2013
  • 2) 岡田将人, 金田直人, 村中貴幸, 田中嘉津彦, 山本幸男, 北川浩和 : 継続的改善を目指したものづくり教育の実践とその検証, 工学教育, 58-4, pp.28-33, 2010
  • 3) 山口顕司, 河添久美, 横田晴俊, 近藤康雄, 坂本 智 : 課題達成型科目の長期的教育効果, 工学教育, 59-1, pp.69-74, 2011
  • 4) 山川聡子 : 低学年からの継続的な実践型教育 (Project Based Learning) とその効果, 工学教育, 57-2, pp.46-52, 2009
  • 5) レスキューロボットコンテスト : http : //www.rescue-robot-contest.org/, 参照日 : 2015-3-17
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