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J-GLOBAL ID：201502219710762726   整理番号：15A1328081

オリンピックを面白く躍進させた素材と化学 スキー用ワックスの開発-秘伝と計算化学の融合

著者 (3件)： 磯村明宏 (東北大 未来科学技術共同研究セ) ,  畠山望 (東北大 未来科学技術共同研究セ) ,  八重樫祐介 (ガリウム)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 63  号： 11  ページ： 532-535,KUCHIE31  発行年： 2015年11月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地上に舞い降りた瞬間から雪は,その形状や物性値を変え,千変万化の挙動を示す。スキー滑走用ワックスの挙動のその場観察は容易ではなく,その開発は試行錯誤的手法により行われてきた。筆者らは,スキー滑走面の有する微細構造とワックスに含まれる成分の相互作用について,マルチスケール計算化学的手法を導入し,解析を試みた。本稿ではワックス成分の滑走面素材への浸透性解析について,実験結果,計算結果を紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *スポーツ ,  *スキー ,  *ワックス ,  *計算化学 ,  非線形解析 ,  *スポーツ用具 ,  *製品開発 ,  滑走 ,  超高分子量ポリエチレン ,  炭素 ,  強化プラスチック ,  パラフィンワックス ,  脂肪族フッ素化合物 ,  *オリンピック ,  *計算機利用 ,  *利用
準シソーラス用語： カーボン ,  フルオロカーボン ,  マルチスケール解析

分類 (2件)： スポーツ用具  (ZB04000E) ,  各種石油製品及びその製造一般  (YF02071R)

引用文献 (7件)：

• ソチ冬季オリンピックにおける選手育成・強化・支援等に関する検証チーム報告書, 文部科学省, 平成26年9月, http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afield-file/2014/09/17/1351699_01.pdf (2015年10月現在).
• D. Buhl, M. Fauve, H. Rhyner, Cold Region Science and Technology 2001, 33, 133.
• S. C. Colbeck, A Review of the Processes That Control Snow Friction, CRREL Monograph 92-2, US Army Corps of Enginners, Cold Regions Research and Engineering Laboratory.
• L. Kuzmin, Interfacial kinetic ski friction. PhD Thesis, Mid Sweden University, 2010.
• 例えば, 積雪観測ガイドブック, (社)日本雪氷学会 編, 朝倉書店, 2010, pp.97-105.

タイトルに関連する用語 (8件)： オリンピック ,  素材 ,  化学 ,  スキー ,  ワックス ,  開発 ,  計算化学 ,  融合