抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
積層造形(AM)としても知られる3D印刷法は,発明されてから30年経過した。3Dプリンタ,材料,ソフトウエアを提供している企業は十数社ある。しかし,これを使いこなしている企業は,まだ幼少期にある。3Dプリンタは5万ドルと高価なため,お試し使用を提供しているメーカもある。3D印刷法の最大の利点は設計の自由度で,また安価にプロトタイピングができることにある。この技術は完全な最終製品製造ができるまで成熟していない。3D印刷を主導する企業リーダーたちは,望まれるアウトカムを明確化し,3D印刷の潜在的使用リストを提示することにある。多くの組織が間違うのは,3D印刷技術の導入コストを狭く評価してしまうことにある。3D印刷がどのように目的にインパクトを与えるか,組織中の従事パートナーの人数,影響を受ける製品,節減時間,また回避した製造原価等を測定する必要がある。また社内の利害関係者たちに,3D印刷技術導入の効果を教育・伝言する必要がある。本稿はこれらについて解説した。