文献

J-GLOBAL ID：201502219734430864   整理番号：15A0796668

C-H結合活性化を経由した2-ピリドン骨格の位置選択的修飾

Regioselective Functionalization of 2-Pyridones through C-H Bond Activation

著者 (1件)： 松原立明 (東大 大学院理学系研究科)
資料名： 有機合成化学協会誌  (Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan)
巻： 73  号： 7  ページ： 753-754  発行年： 2015年07月01日 
JST資料番号： F0383A  ISSN： 0037-9980  CODEN： YGKKAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2-ピリドン誘導体(A)は多様な水素結合を形成できるなどの特徴から,依然として薬剤候補物質としての位置を保持し続けている。A構造はその特殊な構造から,各炭素原子上の電子密度が大きく異なる。そこで本論ではAのC-H結合活性化を経た位置選択的官能基化について,3位もしくは5位および6位もしくは4位の観点から概説した。この手法においてはまだ官能基化例に限界が存在するため,今後の展開が期待される。

シソーラス用語： *ケトン ,  *窒素複素環化合物 ,  C-H結合 ,  *官能化 ,  電子密度 ,  水素結合 ,  活性化
準シソーラス用語： *ピリドン誘導体

分類 (1件)： ピリジン  (CF07095Q)

引用文献 (22件)：

• 1) (a) M. Torres, S. Gil, M. Parra, Curr. Org. Chem., 9, 1757 (2005)
• (b) I. M. Lagoja, Chem. Biodiversity, 2, 1 (2005)
• (c) S. Hibi, K. Ueno, S. Nagato, K. Kawano, K. Ito, Y. Norimine, O. Tanaka, T. Hanada, M. Yonaga, J. Med. Chem., 55, 10584 (2012)
• 2) For example: (a) E. M. Brun, S. G. R. Mestres, M. Parra, Synlett, 7, 1088 (1999)
• (b) F. Bondavalli, O. Bruno, E. L. Presti, G. Menozzi, L. Mosti, Synthesis, 1999, 1169

タイトルに関連する用語 (6件)： C-H結合 ,  活性化 ,  2-ピリドン ,  骨格 ,  位置選択 ,  修飾