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J-GLOBAL ID：201502219752430544   整理番号：15A0461808

o-キノンメチド類への不斉ボロナート付加:配位子交換,溶媒効果とLewis酸触媒

Asymmetric Boronate Addition to o-Quinone Methides: Ligand Exchange, Solvent Effects, and Lewis Acid Catalysis

著者 (2件)： GRAYSON Matthew N. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR) ,  GOODMAN Jonathan M. (Univ. Cambridge, Cambridge, GBR)
資料名： Journal of Organic Chemistry  (Journal of Organic Chemistry)
巻： 80  号： 4  ページ： 2056-2061  発行年： 2015年02月20日 
JST資料番号： C0328A  ISSN： 0022-3263  CODEN： JOCEAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報では,密度汎関数論計算から,o-キノンメチドへの不斉ボロナート付加反応において,ビノール由来触媒のキラルなジオールが,最初から存在したエトキシドボロナート配位子に完全に取って換わる,Lewis酸型活性化様式に対応する,六員環のソファーのような遷移構造を経て,進行することを述べた。この活性化様式を含む反応経路は,実験的に観察したエナンチオ選択性を再現する。さらに,定性的モデルにより,観察したエナンチオ選択性を予測して,そしてそれが,ケトンプロパルギル化の研究結果と良く一致することを示した。また溶剤効果による,反応経路への影響について述べた。BINOL骨格をH8-BINOLと入れ替えて,後部の芳香族環の水素化が,触媒のエナンチオ選択性効果を減じることを,計算から示した。

シソーラス用語： *付加反応 ,  *キノイド化合物 ,  *ホウ素化合物 ,  Lewis酸触媒 ,  配位子交換 ,  溶媒効果 ,  密度汎関数法 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物 ,  立体選択性 ,  触媒反応 ,  遷移状態 ,  反応中間体 ,  *立体配座
準シソーラス用語： DFT計算 ,  エナンチオ選択性 ,  *キノンメチド ,  ナフトール類 ,  有機触媒反応

分類 (4件)： 付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  芳香族単環フェノール類・多価フェノール  (CF05090V) ,  有機ほう素化合物  (CF08020R) ,  分子の幾何学的構造一般  (BH05021S)

物質索引 (6件)： (4-メトキシフェニル)ボロン酸ジエチル ,  [(E)-2-フェニルエテニル]ボロン酸ジエチル ,  2-(4-メトキシベンジル)-5-メトキシ-3,5-シクロヘキサジエン-1-オン ,  2-[1-(4-メトキシフェニル)-3-フェニル-2-プロペニル]-5-メトキシフェノール ,  6-(3-フェニル-2-プロペニリデン)-1,3-ベンゾジオキソール-5(6H)-オン ,  6-[1-(4-メトキシフェニル)-3-フェニル-2-プロペニル]-1,3-ベンゾジオキソール-5-オール

タイトルに関連する用語 (4件)： o-キノンメチド ,  配位子交換 ,  溶媒効果 ,  Lewis酸触媒