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J-GLOBAL ID:201502219758148973   整理番号:15A1378223

イネのカリウム輸送体であるOsHAK1は,カリウムが介在する成長と低濃度から高濃度にわたるカリウムの濃度範囲における耐塩性における機能の維持に必須である

Rice potassium transporter OsHAK1 is essential for maintaining potassium-mediated growth and functions in salt tolerance over low and high potassium concentration ranges
著者 (8件):
資料名:
巻: 38  号: 12  ページ: 2747-2765  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: W0792A  ISSN: 0140-7791  CODEN: PLCEDV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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植物におけるカリウムの吸収と転流は,カリウムの多様な供給と塩条件に順応するために多数のカリウム輸送体に依存している。本論文では,イネ(Oryza sativa L.)のKT/KUP/HAK遺伝子ファミリーに属するOsHAK1の発現パターンと生理的役割について報告した。OsHAK1の発現は種々の組織,特に根とシュートの頂端分裂組織,根の表皮と中心柱,およびシュートの維管束におけるカリウムの欠乏あるいは塩ストレスにより上方調節されていた。DongjinあるいはManan株のoshak1のノックアウト変異体では,それらの野生型と比較してカリウム濃度の大きな低下と根およびシュートの成長阻害が見られた。OsHAK1のノックアウトでは,カリウムの0.05~0.1および1mMの供給によって根の表面積当たりのカリウムの吸収率はそれぞれ50%以下から55%と30%以下低下し,カリウムの全吸収量はそれぞれ80%以下と65%以下低下した。変異体oshak1の根による高親和性カリウムの総吸収量は塩ストレスに感受性であったが,アンモニウムの供給には感受性ではなかった。イネにおけるOsHAK1の過剰発現はカリウムの吸収とK/Na比を大きくした。これらの変異体におけるカリウム濃度とシュートのバイオマス量との正の相関は,OsHAK1が低濃度から高濃度のカリウム濃度においてカリウムが介在するイネの成長と耐塩性に必須の役割を持つことを示唆した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
稲作  ,  細胞膜の輸送  ,  植物の栄養障害 

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