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J-GLOBAL ID:201502219779123296   整理番号:15A1017600

ミクロRNA遺伝子の変異:多発性硬化症リスクおよび重症度との性特異的な関連性

Variants of MicroRNA Genes: Gender-Specific Associations with Multiple Sclerosis Risk and Severity
著者 (10件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 20067-20081 (WEB ONLY)  発行年: 2015年08月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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多発性硬化症(MS)は遺伝的,エピジェネティック,および環境的要因が複雑に相互作用して起こる自己免疫神経炎症疾患である。いくつかのミクロRNA-多くの遺伝子にとって重要な転写後調製因子-遺伝子の変異はミクロRNAの発現/機能に影響し,蛋白質をコードしている標的mRNA遺伝子の発現を変化させることでMSに関与している可能性がある。著者らはMIR146A rs2910164,MIR196A2 rs11614913,MIR499A rs374644,MIR223 rs1044165,およびそれらの組み合わせの表現形変異とMSのリスクおよび重症度との関連性について調べた。試験には非血縁の発作性MS患者561例と健康ボランティア441名が参加した。群全体および女性についてMSリスクと対立遺伝子MIR223<sup>*</sup>Tと(MIR223<sup>*</sup>T+MIR146A<sup>*</sup>G/G)の組み合わせの保有者との間にボンフェローニ補正有意レベル(p<sub>corr</sub><0.05)で関連性を認めた。それ以外にはMIR146A<sup>*</sup>G/GとMSとの間にわずかな有意性で関連性が認められた(p<sub>f</sub>=0.025)。男性についてはMSとの関連性は認められなかった。MIR499A<sup>*</sup>C/T,およびこれより低いがMIR499A<sup>*</sup>C/T(それぞれp<sub>corr</sub>=0.006および0.024)の保有者,ならびに(MIR499A<sup>*</sup>C/T+MIR196A2<sup>*</sup>C)および(MIR499A<sup>*</sup>C+MIR196A2<sup>*</sup>C)の組み合わせ保有者(それぞれp<sub>corr</sub>=0.00078および0.0059)はより重症のMS経過(MSSS値>3.5)と関連していた。これらの関連性も性特異的であり,男性では有意ではなく,一方女性では強かった。MS重症度と最も強い関連性は,女性での(MIR499A<sup>*</sup>C/T+MIR196A2<sup>*</sup>C)の組み合わせでp<sub>corr</sub>=4.43×10<sup>-6</sup>およびOR=3.23(CI:1.99~5.26)であった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  ,  神経系の疾患 

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