抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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組織のメンバが替わっても組織活動を維持発展させるには「組織の知識」を継承してゆく必要がある。しかしながら,「組織の知識」の継承において資料は引き継げるものの十分に活用できないという問題がある。そこで,組織知識継承の問題をより踏み込んで解決するために,知識継承の具体的なシーンである「業務の引継ぎ」に着目して検討を行った。研究組織における「業務の引継ぎ」の実体を調査し,調査結果に基づき共有フォルダとスケジューラを組み合わせた組織知識継承基盤を提案する。そして,実際の「業務の引継ぎ」の流れにそって提案方式の原理的な有効性を検証し,さらに表示方法において「蓄積した資料を集積し活動の流れを把握できる仕組み」と「表示数を調節し可読性を良くする仕組み」にはトレードオフがあることを明らかにした。そのうち,利用者の引継ぎにおける問題点を解析した結果「蓄積した資料を集積し活動の流れを把握できる仕組み」を実現することが重要であることを明らかにした。(著者抄録)