抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,石炭の高度熱分解モデリングで採用した原理と矛盾せず,オイルシェールの熱化学変換プロセスのモデルリングに有用な,熱分解油の分子量および分子量分布に焦点を当てた。直接熱分解フィールドイオン化質量分析(PY-FIMS)を用いて50ダルトンを超える分子量をもつ揮発性熱分解生成物の分子量および分子量分布などのパラメータを推定した。710°Cまで,全体速度10°Cmin
-1で段階加熱した。検討したオイルシェールは,エストニアのKukersiteおよびDictyonemaオイルシェール並びに米国の,グリーン河形成オイルシェールであった。分子量分布を比較した結果,油が高収率で得られるオイルシェールから低収率のオイルシェールになると分子量パラメータ(平均分子量および分子量分布幅)が減少傾向にあることが分かった。また,熱分解生成物の架橋点間にある繰り返し構造単位の平均分子量を基に,py-FIMS条件下で,本研究の熱分解生成物に見られる分子量の傾向を,異なる熱分解条件の熱分解生成物およびこれら三種のオイルシェールの文献値と比較した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.