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J-GLOBAL ID：201502219915676261   整理番号：15A0776201

亜リン酸塩の施用によるArabidopsis thalianaにおけるリン酸依存性とリン酸非依存性の全身的リン酸飢餓応答ネットワークの識別

Differentiating phosphate-dependent and phosphate-independent systemic phosphate-starvation response networks in Arabidopsis thaliana through the application of phosphite

著者 (9件)： JOST Ricarda (Univ. Western Australia, Western Australia, AUS) ,  PHARMAWATI Made (Univ. Western Australia, Western Australia, AUS) ,  PHARMAWATI Made (Udayana Univ., Bali, IDN) ,  LAPIS-GAZA Hazel R. (Univ. Western Australia, Western Australia, AUS) ,  ROSSIG Claudia (Univ. Western Australia, Western Australia, AUS) ,  BERKOWITZ Oliver (Univ. Western Australia, Western Australia, AUS) ,  BERKOWITZ Oliver (Murdoch Univ., Western Australia, AUS) ,  LAMBERS Hans (Univ. Western Australia, Western Australia, AUS) ,  FINNEGAN Patrick M. (Univ. Western Australia, Western Australia, AUS)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 66  号： 9  ページ： 2501-2514  発行年： 2015年05月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 亜リン酸塩は,リン酸トランスポーターによって植物に吸収されるが,代謝されることはない。したがって,亜リン酸塩は,リン酸シグナル伝達ネットワークを妨害する可能性がある。本研究では,Arabidopsis植物を供試して,低リン酸可用性への応答と亜リン酸抑制の短期カイネティクスの調査を行った。その結果,亜リン酸塩処理によって,強い成長阻害が認められた。亜リン酸塩は,リン酸塩をミミックして,葉のアントシアニンや,リン酸飢餓応答(PSR)遺伝子の発現の減少を引き起こした。しかし,リン酸塩に対する応答よりも遅かったので,リン酸トランスポーターによる亜リン酸塩に対する識別による可能性が考えられた。PHOレギュロン関連構成要素の遺伝子は,リン酸塩より亜リン酸塩に緩慢に応答することが明らかとなった。こうした結果から,リン酸塩に対して直接的に応答するネットワーク構成要素を同定するための貴重なツールとなることが示された。

シソーラス用語： Arabidopsis thaliana ,  膜タンパク質 ,  リン酸塩 ,  *亜リン酸塩 ,  遺伝子 ,  *細胞情報伝達 ,  遺伝的調節 ,  応答
準シソーラス用語： PSR遺伝子 ,  シロイヌナズナ ,  *リン酸シグナル伝達ネットワーク ,  リン酸トランスポーター ,  リン酸飢餓応答 ,  転写調節

分類 (3件)： 植物栄養  (EH02060B) ,  遺伝子発現  (EC02040Q) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (9件)： 亜リン酸塩 ,  Arabidopsis ,  リン酸 ,  依存性 ,  非依存性 ,  全身 ,  飢餓 ,  応答 ,  識別