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J-GLOBAL ID：201502219995792232   整理番号：15A0812922

融雪剤を用いた簡易霧箱の開発

著者 (3件)： 柚木朋也 (北海道教大 札幌校) ,  尾関俊浩 (北海道教大 札幌校) ,  田口哲 (北海道教大 札幌校)
資料名： 物理教育  (日本物理教育学会誌)
巻： 63  号： 1  ページ： 35-38  発行年： 2015年03月13日 
JST資料番号： S0154A  ISSN： 0385-6992  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,霧箱の冷却において,市販の融雪剤をそのまま氷と混ぜて寒剤として利用する方法について論じたものである。薬品による寒剤の冷却能力は,ドライアイスに比べて低いため,放射線の飛跡を明確に観察することが難しいなどの問題点があった。そこで,市販の融雪剤(塩化マグネシウム)を寒剤として使用することができる高性能な簡易霧箱を開発した。開発した霧箱では,極めて容易にかつ明確に放射線の飛跡を観察できることが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *霧箱 ,  *凍結防止剤 ,  塩化マグネシウム ,  *冷却剤 ,  放射線検出 ,  粒子飛跡 ,  ウラン鉱 ,  自然放射線 ,  α粒子ビーム ,  β粒子
準シソーラス用語： α線 ,  β線 ,  寒剤 ,  融雪剤

分類 (2件)： 物理教育  (BA01050L) ,  放射線検出・検出器  (AD08020J)

引用文献 (7件)：

• 柚木朋也,津田将史:塩化カルシウムを寒剤とした拡散霧箱の開発,日本物理教育学会,物理教育 Vol.60号No.3,pp.184-187,2012.
• Masahiro Kamata and Miki Kubota: Simple cloud chambers using gel ice packs, PHYSICS EDUCATION 47(4), 429-433, 2012.
• 日本化学会:『化学便覧 基礎編』,丸善,p.284,1966.
• 前掲書3):pp.788-789.
• wikipedia (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%92%E5%89%A4), 2014.

タイトルに関連する用語 (4件)： 融雪剤 ,  簡易 ,  霧箱 ,  開発