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J-GLOBAL ID:201502220018183200   整理番号:15A0859710

ふるい部食餌昆虫における腸浸透圧調節遺伝子に対するRNA干渉

RNA interference against gut osmoregulatory genes in phloem-feeding insects
著者 (7件):
資料名:
巻: 79  ページ: 105-112  発行年: 2015年08月 
JST資料番号: C0585A  ISSN: 0022-1910  CODEN: JIPHAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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植物体RNAi(すなわち,活発なRNAi分子を合成するために操作された植物体)は,作物害虫を制御する戦略として素晴らしい潜在能力を持っている。本研究では,モモアカアブラムシのMyzus persicaeとジャガイモ/トマトキジラミ科のBactericera cockerelliの2つのふるい部食餌種の腸で発現する浸透圧調節遺伝子に対するRNAiの影響を調べた。遺伝子オーソロガスにおける昆虫ゲノムとトランスクリプトームデータセットのマイニングにより,候補の腸スクラーゼ,水チャンネル及び糖輸送体遺伝子などの標的遺伝子を同定し,エンドウヒゲナガアブラムシのAcyrthosiphon pisumの浸透圧調節遺伝子を実験的にテストした。標的遺伝子に対するRNAiを持つ植物体で食餌する昆虫は,標的遺伝子の平均的な発現の最大50%まで縮減したことに関連して,血リンパ浸透圧の上昇(浸透圧機能の混乱の予測された影響)と,特にM.persicaeでは子孫作成,B.cockerelliでは死亡数のような性能の縮減が見られた。影響は特に多重浸透圧調節遺伝子に対してRNAi処理した(すなわち結合RNAi)昆虫で顕著であり,関連した役割を持つ多重遺伝子の部分的なサイレンシングが,単一遺伝子に対したRNAiよりも大きな機能障害をもたらしたことが分かった。これらの結果から,浸透圧調節遺伝子に対するRNAiの有用性を立証することができたが,有効な害虫防除を達成するためには,ふるい部食餌昆虫におけるRNAiの効率を向上させる更なる進展が必要であった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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分子遺伝学一般  ,  動物生理一般  ,  生物的防除  ,  昆虫・ダニによる植物被害 

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