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J-GLOBAL ID：201502220025043111   整理番号：15A1309712

Belousov-Zhabotinsky反応における化学駆動対流-進化的パターン動力学

Chemically Driven Convection in the Belousov-Zhabotinsky Reaction-Evolutionary Pattern Dynamics-

著者 (4件)： MIIKE Hidetoshi (Yamaguchi Univ., Yamaguchi, JPN) ,  SAKURAI Tatsunari (Chiba Univ., Chiba, JPN) ,  NOMURA Atsushi (Yamaguchi Univ., Yamaguchi, JPN) ,  MUELLER Stefan C. (Otto-von-Guericke Univ. Magdeburg, Magdeburg, DEU)
資料名： Forma (Web)  (Forma (Web))
巻： 30  号： Special Issue  ページ： S33-S53 (WEB ONLY)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0085A  ISSN： 2189-1311  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報では,Belousov-Zhabotinsky反応の溶解薄層に生じる化学駆動対流(CDC)の実験的研究に関しての最近の動向について概説する。第一に,対流に起因する孤立波および位相波と同時に起こる振動対流あるいは回転対流があり,広範囲フローパターン動力学に結びつく(『フロー波』と呼ぶ)。このような流体力学パターンのコヒーレンスおよび/あるいは同時性を実現するためのメカニズムは未だ確立していない。第二に,これらの動力学の一部を解説するためのいくつかのモデルについてまとめ,それらのモデルの問題点を示す。特に,非線形振動子間の同時性の役割を重視し,化学的波列およびフロー波の階層的パターン動力学を確立する。3番目に,バッチ反応器内でCDCにより誘発した進化的パターン動力学に関するいくつかの例を示す。この反応器内において生じた現象から,時間的推移および進化的パターン動力学が分かる。この推移傾向は単純から複雑なものへと推移しており,実際の反応-拡散-対流系に生じる進化のように見える。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *Belousov-Zhabotinskii反応 ,  化学波 ,  *対流 ,  コヒーレンス ,  同時性 ,  流れ分布 ,  *動力学 ,  流体力学 ,  回分反応器
準シソーラス用語： *化学駆動対流

分類 (2件)： 不均質流  (BC02060J) ,  無触媒液相反応  (CB06060J)

引用文献 (42件)：

• Agladze, K., Krinsky, V. I. and Pertsov, A. M. (1984) Nature, 308, 834-835.
• Boos, W. and Thess, A. (1999) Phys. Fluids, 11, 1484-1494.
• Borckmans, P. and Dewel, G. (1988) Chemical structures and convection, in From Chemical to Biological Organization (eds. M. Markus, S. C. Müller and G. Nicolis), pp. 114-121, Springer Series in Synergetics 39, Springer, Berlin.
• Castets, V., Dulos, E., Boissonade, J. and De Kepper, P. (1990) Phys. Rev. Lett., 64, 2953-2956.
• De Kepper, P., Castets, V. and Boissonade, J. (1991) Physica D, 49, 161-169.

タイトルに関連する用語 (5件)： Belousov-Zhabotinsky反応 ,  化学 ,  対流 ,  進化 ,  動力学