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J-GLOBAL ID:201502220080411464   整理番号:15A0837706

中国Huang-Huai-Hai平野での秋播コムギでは補助灌漑が開花後の止葉老化と子実収量に影響を与える

Supplemental irrigation affected flag leaves senescence post-anthesis and grain yield of winter wheat in the Huang-Huai-Hai Plain of China
著者 (5件):
資料名:
巻: 180  ページ: 100-109  発行年: 2015年08月15日 
JST資料番号: W1910A  ISSN: 0378-4290  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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中国の半乾燥地域では,補助灌漑(SI)が秋播コムギ(Triticum aestivum L.)の汎用的な農業節水体制である。しかし,その地域では水資源の枯渇が深刻度を増してきている。そこで,種々の土壌層位での含水量測定値に基づいた秋播コムギの圃場条件下での開花後止葉老化と子実収量に及ぼす補助灌漑最適化の影響検討がここでの目的である。SI前の3種類の土壌層位即ち0~20cm(D20),0~40cm(D40)および0~60cm(D60)での土壌水含量(SWC)は接合期と開花期の圃場保水量の70%に上昇した。参照用処理を天水(R-F)条件とした。その結果は,止葉中のスクロースの開花後濃度とスクロースリン酸シンターゼ活性の最高値はD40で得られ,次いでD60とD20の順であった。水分ポテンシャルと葉面積はその他の処理でよりもD40処理で高かった。D20とD60に比べて,開花後のD40処理では開花後日数(DAA)が7~28日の間に止葉でのスーパーオキシドジスムターゼとカタラーゼ活性が高く,14DAA~28DAAの間のマロンジアルデヒド濃度が低い結果になった。更にD40では,2011~2012年と2012~2013年にはそれぞれ9.6t・ha-1と10.0t・ha-1の最高収量が得られ,それらは正の生理的基盤下での子実登熟率と収穫指数の増大に由来していた。その上にR-FとD60と比較して,D40の水利用効率が増大した。従って補助灌漑の最適化により,0~40cm土壌層でのSWCを接合期と開花期での圃場保水量の70%にまでの上昇(D40処理)により中国のHuang-Huai-Hai平野での秋播コムギの子実収量と水利用効率を増大できる可能性がある。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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麦  ,  発生,成長,分化  ,  土壌物理 

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