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J-GLOBAL ID:201502220082164545   整理番号:15A0939790

Streptomyces cinerochromogenesから抽出したシネロマイシンBはKruppel様因子2および3を介して3T3-L1細胞の脂肪細胞への分化を抑制する

Cineromycin B isolated from Streptomyces cinerochromogenes inhibits adipocyte differentiation of 3T3-L1 cells via Krueppel-like factors 2 and 3
著者 (6件):
資料名:
巻: 135  ページ: 35-42  発行年: 2015年08月15日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:3T3-L1細胞は脂肪前駆細胞であり,脂肪細胞への分化のモデルとしてよく使われている。しかしながら,これらモデル細胞でさえ分化のメカニズムは完全には明らかになっていない。本試験で著者らは微生物由来の独特な抗脂肪生成薬を同定することを考え,メカニズムの解明とそれが抗肥満薬の方法/シーズとなるかを検討した。主な方法:微生物由来の抗脂肪生成薬のスクリーニングは3T3-L1細胞分化系を用いて行われ,活性化合物が抽出された。化合物の抑制メカニズムは定量的PCR法とウェスタンブロット法により主要な制御因子の発現を測定することにより調べられた。結果:3T3-L1細胞への抗脂肪生成活性を有する化合物としてシネロマイシンBが同定された。シネロマイシンBの50μg/mLでは細胞内脂質沈着,ペロキシゾーム増殖因子活性化受容体γ(PPARγ)およびCCAAT/エンハンサー結合蛋白質α(C/EBPα),これは脂肪細胞分化の主要制御因子であるが,を抑制した。さらに,シネロマイシンBは分化初期の段階において脂肪細胞分化の2つの負の制御因子,すなわちKruppel様因子(KLF)2とKLF3のmRNAを有意に増加させた。siRNA導入実験結果ではシネロマイシンBは独特な脂肪細胞分化抑制因子であり,分化の初期段階に何らかの役割を果たすKLF3,およびこれらKLFの増加を介して作用する可能性を示した。結論:シネロマイシンBは主に分化初期段階のKLF2とKLF3のmRNA発現の増加を介して3T3-L1細胞の脂肪細胞への分化を抑制した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
代謝異常・栄養性疾患一般  ,  細胞分裂・増殖  ,  脂質代謝作用薬の基礎研究  ,  微生物形態学・分類学 

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