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J-GLOBAL ID:201502220098425314   整理番号:15A0975686

MPTPの全身投与後に黒質緻密部ドーパミン作動性ニューロンの選択的欠損は消去学習を促進する

Selective loss of dopaminergic neurons in the substantia nigra pars compacta after systemic administration of MPTP facilitates extinction learning
著者 (8件):
資料名:
巻: 137  ページ: 28-36  発行年: 2015年09月15日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的:Parkinson病(PD)は神経変性障害であり,黒質緻密部(SNpc)のドーパミン作動性ニューロンが進行性に脱落する特徴を有す。PDでは,思考障害と検索障害がしばしば認知障害から発症する。しかしながら,PDでの認知障害のメカニズムは分かっていない。したがって,著者らは黒質緻密部のドーパミン作動性ニューロンを選択的に破壊する1-メチル-4-フェニル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン(MPTP)を腹腔内投与して作成したPDモデルマウスの認知機能を調べた。主な方法:著者らはMTPT投与マウス(PDマウス)の認知機能を恐怖条件付けテストを用いて評価した。そのテストでは,それぞれの実験が3つの相を構成している,すなわちトレーニング,再刺激およびテストである。マウスは足へのショックでトレーニングされ(弱い無条件刺激:1mA/2秒間,1回,あるいは強い無条件刺激:2mA/2秒間,2回),24時間後に,マウスは記憶の再統合をするために再度3分間のトレーニングを受けた,あるいは記憶を消去するために30分間のトレーニングを受けた。テストセッション中のすくみ行動に使う時間率が記憶統合,再統合および消去の指標として測定された。結果:PDマウスの記憶の再統合は正常に起こったが,記憶消去は対照群と比較して促進された。さらに,PDマウスの記憶保持は毎日の条件刺激が繰り返えされた対照群より早く衰えた。結論:黒質緻密部のドーパミン作動性ニューロンが選択的に欠損したPDマウスは記憶保持が衰えることを示した,これは恐らく消去学習の促進を介する。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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神経の基礎医学  ,  精神科の基礎医学 

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