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J-GLOBAL ID:201502220106940312   整理番号:15A0972204

カーボンナノチューブ中のπ共役オリゴマーの配置決定における重要要因

Key factors in determining the arrangement of π-conjugated oligomers inside carbon nanotubes
著者 (2件):
資料名:
巻: 17  号: 35  ページ: 22668-22677  発行年: 2015年09月21日 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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分散補正による密度汎関数理論(DFT)計算により,カーボンナノチューブ内のπ共役オリゴマーの配置を決定する重要要因を明らかにした。本研究では,ホストチューブ内のゲストとしてメチル末端テルフランを考慮した。結果を,ナノチューブ内のメチル末端テルチオフェンの以前の研究で得たものと比較した。DFT計算は,ゲストの配置を決定するうえで最も重要な要因は,長距離CH-πおよびπ-π相互作用から生じるホスト-ゲスト相互作用であることを見出した。特に,ホスト-ゲスト相互作用は,大径チューブ内のπ共役オリゴマーの配置において重要な役割を果たす。π共役オリゴマーは内部チューブ近傍に座して,吸引性ホスト-ゲスト相互作用を最大化する。小径チューブ内で,ホスト-ゲスト相互作用ならびにゲスト-ゲスト(鎖間)相互作用がゲストの配置を担当する。次に,ホスト-ゲスト(弱いゲスト-ゲスト)相互作用が大きな(小さな)要因である。強力なホスト-ゲスト相互作用は,内部π共役オリゴマーを変形させるのに十分である。チューブのカプセル化のために,内部テルフランは平坦性を損失し,鎖間の相互作用の弱体化をもたらす。対照的に,チューブのカプセル化は,ほぼ平坦な構造をとるようにテルチオフェンを誘導して,それらの鎖間の相互作用を増強する。その結果,鎖間の相互作用の大きさは,内部オリゴマーの種類に依存する。異なる鎖間の相互作用を反映して,ナノチューブ内部の多量のテルフランは,対応するテルチオフェンのものとは異なる分子パッキングを示す。その電子特性に内部π共役オリゴマーの配置の重要性を考慮すると,ナノチューブコンテナは内部オリゴマーの特性を調整することができる。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
分類
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高分子固体の構造と形態学  ,  炭素とその化合物 
タイトルに関連する用語 (4件):
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