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J-GLOBAL ID:201502220159353680   整理番号:15A1164758

低圧限外ろ過での有機炭素分解でバイオ膜は透過性を増す

Biofilm increases permeate quality by organic carbon degradation in low pressure ultrafiltration
著者 (6件):
資料名:
巻: 85  ページ: 512-520  発行年: 2015年11月15日 
JST資料番号: B0760A  ISSN: 0043-1354  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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有機体モデル汚損物の除去,透過性に及ぼす限外ろ過膜の生物汚損影響を検討した。重力駆動膜限外ろ過(GDM)膜システムを,バイオ膜を形成せずに5週間,修正河川水を用いて運転した。(A)汚損物変動負荷と,(B)汚損物一定負荷でバイオ膜曝露した2システムと,(C)バイオ膜無しで汚損物負荷一定のシステムを検討した。生分解性デキストラン(Dex)と非生分解性ポリスチレンスルホン酸(PSS)で試験した。基質生分解性は,SECと分解バッチ試験(D)で確認した。(A)と(B)では,2~3.5mgC/L濃度の1,50,2000kDaのDex,または1,80kDaのPSSを含む,前ろ過河川水を供給した。(C)では,PSS1,80kDaかDex2000kDaを25mgC/L含む脱イオン水を供給した。UF膜表面上のバイオ膜形成が,汚損物透過性,そして透過性品質を支配した。(B)では,1kDaDexを分解し,透過性が向上した。150と2000kDaDexでは,バイオ膜形成7日後,汚損物加水分解と後分解による透過性改善があった。非生物分解性汚染物では,膜表面上のバイオ膜により,1と80kDaPSSの滞留20%改善された。(A)では,大きな生分解性汚損物は完全には分解せず,透過性劣化につながった。結局,「バイオ膜(フィルム)+膜(メンブレン)」複合体は,膜単独よりも多量の生分解性汚損物を,バイオ膜活性により維持した。その結果バイオ膜が蓄積し流束低下した。バイオ膜存在下,最高流束が対照(汚損物なし)と小さい生物分解汚損物(PSS1kDa)で観察された。(B)では,流束が低かった。しかし,(C)(バイオ膜無し)が流束最低であり,これは,汚損物の物理的蓄積のためであった。研究から,膜表面上のバイオ膜(フィルム)存在による利点が実証された:(1)透過性増加,(2)汚損からの膜保護。バイオ膜-膜複合体では透過流束は安定だが,膜単独では定常的に低下する。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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膜分離  ,  下水,廃水の生物学的処理  ,  用水の生物学的処理 

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